こんにちは
ロボット手術/腹腔鏡手術センター長の石崎です。

当院では2024年2月に、ロボット支援手術専用のda Vinci WINGを完成させ、翌3月よりダビンチシステムを用いたロボット支援手術を開始しました。

元々他院でロボット支援手術の経験が豊富なスタッフが集まりスタートしているため、安全に確実に手術を遂行できています。

 

現在までに
①ロボット支援腹腔鏡下前立腺全摘術(RARP)
②ロボット支援腹腔鏡下膀胱全摘+完全腔内尿路変更術(RARC)
③ロボット支援腹腔鏡下腎部分切除術(RARN)
④ロボット支援腹腔鏡下根治的腎摘除術(RARN)
今月末からは、
⑤ロボット支援下腎尿管全摘除術(RANU)
を開始予定です。
開始後わずか2ヶ月と1週間程度ですが、既に優に40例を超す患者さんに手術を受けていただき、皆様に満足していただく結果を得ることができています。



当院をはじめ多くの施設でロボット支援手術は行われていますが、それぞれの施設ごとに特色があると言えます。
当院では、

①においては、術後尿失禁回復を目指すべく工夫をしたり

②においては、完全腔内尿路変更術のため術後の腸管トラブルを減らすことができたり

③においては、手術難易度の高い腫瘍に対しても、積極的に残存腎機能を温存するために腎部分切除を行っております。

今後も多くの患者さんに満足していただけるように、私たちの施設では術前より十分に説明を行い、納得した上で手術を受けていただき、術後も安心して退院できるようスタッフが連携して頑張っていきます。よろしくお願い致します。