こんにちは
前立腺肥大症治療センター長の芳賀です。
 
今回台湾に、前立腺肥大症において最近登場した低侵襲治療である「Rezum」を立ち上げるという目的で、日本のデータの講演があり、手術のアドバイスを行う役割で3/28-31に台湾へ行ってまいりました。

ここで、台湾での実際の活動内容をご紹介します。

29日朝、Taichung Veterans General Hospitalに行き、泌尿器科医20数名の朝のカンファレンスで、日本のRezumの紹介をしてきました。15分の予定が、質疑もあり30分以上活発にお話しました。その後、病院内を案内して頂きました。台中の4大病院の一つだけあって、入院1500床の巨大病院で、隣接してさらに800床の第3棟増築中でした。

次にやはり4大病院の一つTungs' Taichung Metro Harbor Hospitalに行きました。こちらは、昨年秋に三樹会泌尿器科病院にRezumの見学に来て下さった、Tung理事長先生の病院です。地下5階~地上6階にわたる大きな外来スペースに1日3000人の外来患者さんが来るそうです。VIP Floorもあり、回転式レストランや、ヘリポートもあります。
 
台湾の集約された巨大病院の圧倒的な規模に唯々驚くばかりでした。ここで、明日のLiveSurgeryの打ち合わせも行いました。

翌3/30.がRezum Launch Eventの当日でした。
Rezum Case Live Demostrationとして、台中の病院から、台北のメイン会場とつないで、Rezumの手術のLive中継を行いました。メイン会場では英語より中国語がメインで進行されていた点は予想外でありましたが、Liveも、朝1例目のビデオ解説も順調に終了しました。

その足で、台湾の新幹線で台北に移動し、Japan experience sharingと題して、1時間のディナー講演を行いました。台北大学の泌尿器科の教授、台湾泌尿器科学会の会長のコーディネイトで盛況な会でありました。

おまけで翌朝、Meet the Expert- Breakfast discussionとして、台湾、香港の先生方と、朝食を取りながらのディスカッションを行い、帰国しました。

忙しい台湾でしたが、いろんな先生方とも交流ができ良い経験ができました。また海外で新しい手術を紹介するという有意義な役目を頂き光栄でした。台湾でのRezumの普及にも役立てば幸いです。