4月4日を最期に、遠征採集から遠のき、1ヶ月以上の空白の時間が経過...
妻と約束した、4月の遠征採集の自粛宣言期間も終わり5月...

5月7日(木)の連休明け、スマホアラームを日付が変わる前の23時45分にセット、「この日」は、闇採集決行の決意が固まっていたので、アラームの鳴動で目を覚ました直後に動き出すことができましたが...
ただ、実は...
当初、前日の5月6日の未明に決行するつもりでしたが、この日は、休日出勤で午前中には仕事が終わるものの、仕事量はかなり多く、自分しか出勤しない日であったので、疲れたコンディションで出勤して、集中力が欠如した状態で仕事をして、ミスや抜けが発生するリスクを想像したら、決行のテンションは下がってしまい、中止してしまっていました。
・・5月6日は、採集後に連動する仕事への影響を考えて中止にしたのは、賢明な選択であったと思いますが、ただ、これで一度仕切り直しにして、日にちを空けてしまうと、決行へのテンションが、尻すぼみとなってしまい、下手すると、5月は決行せず、という事態にもなりかねないので、その悪い流れにしないためにも、そのすぐ翌日に決行しました。
前もってカーナビに地点登録しておいた場所へ目的地設定、有料道路を経由して行くルートだと、なんと、目的地までの距離が70km超え、 たしかに、少しは所要時間は短くなるものの、とてもこれだけの高速道路料金を払うことはできない、今回もいつもと同様に、有料道路は経由しない、一般道のみの「距離優先」のルートにて行くことにしました。
自宅を出発した後、木曽川の橋を渡って、その後の「長良川大橋西」の交差点を右折すると、カーナビは「道なり」と表示されて、ほとんど信号がない、10km以上、この長良川沿いの一本道を延々と走ります、ちなみに、長良川は写真の右側に流れています。
この道路は信号がまったくなく、未明は車通りもまばらなので、高速道路並みの速度での走行も可能ですが(その気?になれば時速100キロ以上での走行も...)、眠気もあるし、万が一にも事故とならないように、60キロ前後の速度での走行に留めていました。
途中まで、前を大型トラックが走っていて、ちょうどそのあたりの速度で、追尾していましたが、その速度に焦れた後続の2、3台が、車線をはみ出して自分とその前の大型トラックを追い越して行く...、ただ、強引に追い越して行った車のうちの1台が追い越しをした時は、かなり対面側の車線の車が接近していたので、かなり危ないタイミングでした。
・・こんな一時の感情で、先の人生を棒に振るようなことはあってはならない...
そして、カーナビが左側の沿道へ降りるように指示、そこからは、市街地を走る道路となり、その時点では目的地まではすでに15kmを切っていました。

採集場所は、未明にやることもあり、周辺は民家がないような、広大な田んぼの中を横切る水路を選んでいたので、目的地へ近づくにつれて、車内から見える景観は、どんどん恐いくらい静寂感のあるフィールドになって行き、最初の目的地へは、当初のカーナビの到着推測時刻より20分以上早く到着しました。
遠目で見た感じは、なかなか良さげな水路、まずは採集道具は一切持たずに、ヘッドライトとスマホのみで、水路の外観を観察...
・・ん~っ、いまいちな水路環境、水路は3面コンクリート護岸、流れも少しある、水中を観察しても、魚が行き交うのを確認することもできず、かろうじてヌマエビがちらほらといるのが確認できるくらい、とてもタナゴなどが生息する環境ではなく、ここはタモ網すら車から取り出すこともなく探索は終了。
・・Google Mapのストリートビューで見て、見映えの良い水路を見つけても、画像だけでは、水中や水底の様子までは、なかなかわからないので、実際に足を運んでみないことには、そこが生き物が生息できるような、良好な環境かどうかまではわからず、はずれの水路である場合も多い...
事前の情報収集で確認した限りは、この一帯のエリアは、かなり期待できそうなフィールドだったので、今回はカーナビへ事前に地点登録しておいたのは、2ヶ所だけ、さっそく次の場所へ行ってみる...

最初に行った水路は、幹線水路的な、川幅のある水路でしたが、2ヵ所目は、川幅は50cmもないくらいの、小規模な細流でした。
まだ田植えが始まっていなく、減水した水量、ただ、水底は自然堆積により、土砂が水底を覆っている、生き物が生息するには悪くない環境...
いきなり水路の外観観察を始めたスタート地点で、ハサミ足がでかい、最近なかなかフィールドで観ることがなかった立派なアメリカザリガニがゆったりと水底を徘徊しているのを発見、これはひとまずタモ網で捕獲しなければ、と、採集テンションが上がり、掬い上げました。
・・ひとまず、持ち帰り?も視野に入れてのクーラボックスへキープ。
でかザリガニをクーラボックスへキープしてから、そこへタモ網とクーラーボックスは置いて、水路沿いを歩いての外観観察をしてみましたが、やはり、アメリカザリガニとヌマエビ以外はいないみたいで、魚は見つからず...
2ヵ所目は、魚は確認できなかったものの、水路環境自体は悪くなかった、この周辺の水路をもう少し観てみようと、ひとまず、でかザリガニを、クーラーボックスの中へキープしたまま、そして、オオカナダモを密生していた場所から、持ち帰り用にキープしておき、車でこの水路沿いに移動することにしました。
200m程度を車で移動したら、この水路の枡らしき場所が見えて来たので、ひとまずここを観てみることに...
動画には、撮れていなかった感じでしたが、この枡の中では、小さな魚が行き交うのが確認できたので、とにかくタモ網を入れてみよう、んっ...
えっ、えっ、そんな...
タモ網をさっきザリガニを掬った場所に置き忘れていた!(;・∀・)
この時、かなり動揺しましたが、忘れて来たのが、この水路沿いであったのが幸いして...

良かった、置き去りにしていたタモ網を無事に回収できました、・・これが地点登録もしていなかったような、移動途中の適当な場所で置き忘れていたら、下手したら見つけることができず、タモ網をあきらめて撤収しなければいけない事態となっていた可能性も...
無事に置き去りにしてしまったタモ網を回収、気を取り直して、再度先ほど魚が行き交うのを見つけた水路の枡へ戻り、タモ網を使っての採集開始!
ミナミメダカが網に入って、その後、水底の堆積物の上を引っ張るようにタモ網を使って掬い上げてみると、・・えっ、シマドジョウか入ってる!

・・たぶん、全体から感じる雰囲気から、トウカイコガタスジシマドジョウだと思いましたが、未明の疲れ気味の目では、同定も曖昧で、近縁種のニシシマドジョウではないか、と疑惑もあったので、この場所での同定はとりあえずやめて、採集を再開しました。
※翌日に、日淡会へ写真投稿、西村さんからのコメントにより、持ち帰りした個体はすべてトウカイコガタスジシマドジョウであることがわかりました。

最初タモ網を入れた時点では、ミナミメダカしか入らなかったので、タナゴはいない場所だろうと思いましたが、ここにもアブラボテはいました。

あと、タモロコも獲れました。
未明で魚が活動していなく、あまり魚が泳ぐのを確認できなかったのもあって、それほど魚は密にはいないかと思いましたが、ミナミメダカは、かなり密に生息していたみたい、ん~っ、ミナミメダカも飼育してみたいけど、水槽を増やしても、面倒をみきれないし...

ここでは、同定を途中でやめた、トウカイコガタスジシマドジョウと思われるシマドジョウを5尾、タモロコを2尾、あと、ここで網に入った中でもわりとサイズが良かったアブラボテも1尾キープして、ここを撤収しました。
・・ちなみに、最初にキープした、でかザリガニは、トウカイコガタスジシマドジョウらしき、シマドジョウが獲れた段階で我に返り?即リリースしました。
前回同様に、今回もアブラボテの生息環境を見つけることができて、それなりに採集の充実感はありましたが...
しかしながら、この時点までで、長靴を履いての入水採集をやってない(ここまでに探索した水路は、入水してまで採集したいと思える水路でなかった...)、最後にもう1ヵ所、入水して採集できそうな水路を見つけてから、フィールドから撤収することにしました。

探索途中のカーナビ画面、建物が何も表示されていない区画は、すべて田んぼ等の農業利用地、あちこちに水路が走っています。
2ヶ所目の採集後に、車のカーナビ画面の水路表示頼りに、水路を探し回り、流れが早い水路であったりで、なかなか採集がやりやすい場所が見つかりませんでしたが、上の動画は、そんなカーナビ地図頼りに探索している時に見つけた場所、ここは、水路のある場所は、車では行けない踏切を渡った先であったので、車を降りて、徒歩で100mほどの距離をそこへ向かいました。

水路は、やや流れがあり、水深もそこそこあって、入水しての採集をする気にはなりませんでしたが、ざっくりとタモ網で掬ってみたら、アブラボテが入って来ました、やはり、この一帯は、アブラボテが広範囲に生息している感じ...
やはり、入水してガッツリと採集をやってから撤収したかったので、この一帯の目に止まった水路を観察しながら、探し回った末、ようやく、雰囲気の良さげな水路を見つけました。
・・動画では確認できませんが、最初に観察した時は、ちらほらと魚が行き交うのを観ることができていました。
とりあえず、ここで採集をガッツリ楽しんでから撤収するか...

長靴を履いての入水採集を始めてすぐ、目の前を行き交っていた、小さな魚を掬ってみると、カワムツ?ヌマムツ?オイカワ?のいずれかの魚の幼魚...、もう少しサイズがあって、ヌマムツと同定できるくらいの個体であったら、キープしましたが、今回は、三種択一?できるようなサイズの個体は獲れなかったので、これらの細長い魚の幼魚はキープせずに、即リリース...
そして、その後...

ここまでの採集では、タナゴはアブラボテのみ、おもむろに、アブラボテではない、7cmくらいのサイズのあるタナゴらしき個体が...
ヤリタナゴのメス個体でした、アブラボテ以外のタナゴがようやく獲れたのは、やっぱり嬉しい!
ここでの採集活動では、やはりアブラボテがタモ網に入る比率が高かったです、犀川流域のフィールドも、このタナゴが多産しているよう...
この水路での採集では、ヤリタナゴは3尾獲れました、ただ、残念ながら、現在なら婚姻色を強く発色しているであろう、オス個体は獲れず、すべてメス個体でした、水路の水底には、ドブガイ?と思われる、大きめの二枚貝の死骸が沈んでいるのを見つけたので、タナゴの繁殖場所であるとは思いますが...
そして、フィールドから撤収時刻と設定していた午前4時も近づいた、採集活動も終盤...
えっ、これは何タナゴ??
魚の体全体は黒く、何となくピンク色の発色もある...
・・結局、今回もタナゴは、アブラボテ、ヤリタナゴまででしたが、今回の採集では、アブラボテの、サイズのある、婚姻色を強く発色したオス個体を観ることができたのは感慨深かったです。

入水したスタート地点まで、適当にタモ網を突っ込みながら戻り、車へ戻ってから長靴を脱ぎ、自宅から水を入れて来た水筒で足を洗い、服を着替えてから道具の後片付け...
午前4時半前に現地を出発、さすがにこの時間帯なら、名古屋の市街地周辺でもまだ通勤渋滞に巻き込まれることもなく、午前5時半過ぎには、会社近くのセブンイレブンに到着しました。
翌日のニュースで知ったことなのですが、セブンイレブンは、朝限定で、何種類かの対象の菓子パンを、税抜100円とする生活応援セールをやっていて、普段なら160円ほどで売っている粒コーンパンなどが、大幅値引きとなっていたので、その対象品から3個、そして、ホットの缶コーヒーで、車内で朝ごはんをとり、そしてのんびりとブログ閲覧をして、出社前の1時間以上を充実したリラックスタイムとしていました。



そして、今回の採集持ち帰りとして、アブラボテ2尾、タモロコ3尾、トウカイコガタスジシマドジョウと思われるシマドジョウを5尾、それからざっくりと抜いて採取したオオカナダモを持ち帰りました。
会社には、さすがにクーラーボックスを持ち込めないので、車内の後部座席の足元へ置き、そして、昼間車内が少しでも高温とならないように、車の窓を少し下げておきました。
・・そして、昼休憩時間となり、昼ごはんを食べた後に、駐車場の車内に朝から放置してきた、クーラーボックスの魚達の様子を見に行き、車内に入ってさっそくクーラーボックスを開けてみる、・・えっ、なんで...
なんと、クーラーボックスの中の多数の魚達が死骸となって水面に浮いている、あの婚姻色が強く発色していたアブラボテまで...
唯一生存が確認できたのは、水面で苦しそうに、口をパクパクさせていた、タモロコ1尾のみ...
これを観て、この悲劇の原因をすぐ理解しました。
・・今回、魚を持ち帰る時、クーラーボックスの中に、採取した大量のオオカナダモも一緒に詰め込んで入れていました、おそらくクーラーボックスのふたを閉じて密閉した後、クーラーボックスの暗闇の中で、オオカナダモが、光合成ではなく、呼吸を始めることにより、クーラーボックスの中の酸素が消費されてしまったことにより、クーラーボックスの中の水が、極度の酸欠状態となってしまったのだと...
ちなみに、魚が多数死んでしまったのを、ほぼこの水草が原因と確信できた理由としては、水草を取り出した時にさわった、クーラーボックスの中の水が、現地で汲んだ時の水温が、そこから特に高温へと上昇した感じもなく、水温的には問題なかったので...
被害の全容を確認するために、クーラーボックスの中から、すべてのオオカナダモを取り出したところ、意外にも、トウカイコガタドジョウ5尾はすべて生存していました。
AIにドジョウの呼吸について、質問しての回答は、こんな詳細な解説をしてもらえました。
ドジョウは、水中が酸欠状態であっても、水上から酸素を取り込んで生存することが可能とのこと...
この普通の魚とは違う、特殊能力を備えていたことにより、今回の非常事態にも、すべて生存という結果だったようです。
この惨状を見た後、オオカナダモは、採集時に使っていたプラケースへ水を満たして、魚とは分け、クーラーボックスの魚達は、このままの水では、生存が危ぶまれたので、近所のスーパーへ走って行き、2リットルペットボトルのミネラルウォーターを買って戻り、水の入れ換えをしました。
帰宅後、クーラーボックスを開けると、酸欠で瀕死状態となっていたタモロコは回復していて、トウカイコガタスジシマドジョウもすべて無事でした。
・・希少な日本淡水魚を持ち帰り、こんなうっかりミスにより、多数死なせてしまったことを、最初は持ち帰らなかったことにして、ブログでは、真実は闇の中へ葬ってしまおうかとも思いましたが、やはり、リアルドキュメントとして、限定メンバーへ読んでいただくブログなので、どんな恥ずかしい失敗であっても、隠さず真実を報告すべきと、ブログを書いている中で省みたことにより、発生した現実をすべて晒すことにした次第です。
今回の探索で感じたこととして、Google Mapのストリートビューから見た、見映えの良い水路は、リアルに良好な日淡フィールドである可能性はそれほど高くない...
それより、その周辺にある、細流的な目立たない小規模の水路の方が、意外と生き物が生きやすい環境になっている印象がありました。
・・もしかしたら、今回の気づき?により、希少日本淡水魚の生息圏へ到達するきっかけとなったのかも(((*≧艸≦)ププッ
















