ヨロブンアンニョンハセヨ?

三日坊主のS.J.なので、少し書いては半年サボリ。。。の連続です。

久しぶりにアップしますね!

今回は韓国の名節について掘り下げてみよう!と思っております。
「名節1(正月編)」に続き、今回は。。。。。。

韓国の4大名節の内の「寒食(ハンシッ)」を取り上げます。。。


「寒食」。。
みなさんはご存知でしょうか?
名節の中では一番知られていないのではないでしょうか?


ではでは「寒食(ハンシッ)とは。。。

韓国4大名節の一つ。
12月の「冬至(トンジ)」から105日目に当たる日のこと。
陽暦では毎年4月5日~6日あたりになります。
今年の「寒食」は4月5日木曜日です。

「寒食」とは、その字にもあるように、冷たい料理を食べるという昔の習慣からきています。
現在では、主に先祖のお墓参りをする日として生活に息づいて、最近ではこの「寒食」は「お墓参り」の習慣だけが残り、元々の冷たい物を食べる事はほとんど行われていないということです。


寒食の由来
寒食の起源として最も代表的な説は、春秋時代の中国・晋で起こった出来事に由来しています。
当時、晋文公(チンムンゴン、晋の王子)の窮地を救った介子推(ケジャチュ)という忠臣がいました。後に君主となった晋文公ですが、政事に明け暮れるあまり、介子推のことをすっかり忘れてしまいます。その一方で、介子推は山に隠棲するようになり、姿を見せなくなりました。晋文公が介子推の忠誠心に気づき、宮廷に呼び戻そうとしましたが、時遅し。介子推を山から下りて来させたい一心で、晋文公は山に火を放ちます。しかし、介子推は出てこず、山は全焼。柳の木の下で遺体となって見つかります。
自分の過ちをひどく後悔した晋文公。介子推を慰霊するために、毎年彼の命日には火を使用することを禁じ、人々は冷たい料理を食べるようになったのが寒食の始まりと言われています。(引用)


その名のとおり「寒食」は火を使わない、冷たい物を食べるのですが、どんなものを食べていたのでしょうか?

・メミルグッス(蕎麦)
日本のお蕎麦と特に変わらない料理。「寒食麺(ハンシンミョン)」と呼ばれます。

$チョビ~日本・韓国文化のあれこれ~-ハンシンミョン
↑「寒食麺」

・よもぎ餅
など


お墓参り
現在の「寒食」は、ほぼお墓参りの日となっており、先祖を偲び、感謝・報告をします。
韓国のほとんどのお墓は「土葬」でお墓には盛土がしてあります。
盛土の上には芝生が生えており、韓国ドラマのシーンでも見ることがあります。


$チョビ~日本・韓国文化のあれこれ~-韓国お墓参り
↑韓国のお墓参り

冬の間に荒れたお墓の手入れとして、掃除や芝生の手入れを行います。
芝生の植え替えなど、この手入れの事を「改莎草(ケサチョ)」と言います。

「改莎草(ケサチョ)」を終えた墓前では「茶礼(チャレ)」で先祖へお参りをします。

この「寒食」は新たな季節「春」の訪れを感じる名節です。