名目賃金」とは「従業員が働いたことの対価として、その国の貨幣(金銭)で支払われたもの」

 

 

「朝まで生テレビ」

ド~する?!日本経済 円安・物価高・生活不安・・・

 

小幡績(‘67生)

慶應大学大学院教授

1992年財務省入省。

主税曲調査課等勤務(~1999年)一橋大学講師等を経て 2023年現職。

金融庁審議会委員や年金積立金管理・運用のGPIF委員を歴任。

著書「アフターバブル近代資本主義は延命できるか」

 

減税には反対。長期的にあんまり効果ない、5兆円配るんですから

短期的には若干良くなる (4兆円との指摘があがる)

まぁ、4兆円でも5兆円でも いいんです

今年 景気がよくなったから 来年は元に戻るは関係ないんで

みんななんかやれっていうから やったらやり方悪いっていうんで

繰り返しなんですょ この30年 これだけね 

政府のことボロクソに言っておきながら

政策なんかやれっていって 今 政府が悪いっていう話なんでしょ

政府に文句言ってる時点で その人達はダメですょ

アメリカなんかはね、 忙しい人は政府の政策に関わらず 

補助金なんかもらわず 自分でガンガンやってるんですょ

そういう人ばっかりの社会にならないから元気じゃない

 

だからそういう人達は「ほどこし」を待ってるわけだから

待ってるんだったら 政府をよくする 努力をしないと

政府、良くないって言ってんだから 

良くない政府に期待は無理でしょ

批判じゃなくならない 建設的に提案して....

だからね、手間ひまかけないってことなんですょ

政権批判してれば 権力を批判してれば

コンセンサスでラクでってなるんじゃないですか

 

皆さん、この議論だって論点めちゃくちゃですょ

30年前と違って 世の中複雑になってるし多様化も進んでいるから

一つの政策を丁寧にやっていかなきゃいけないんで

岸田さんね、国のトップですから外交とか安全保障をやって欲しいけど

各市町村でね、 弱者の保護 弱い人 各自治体違いますから

 

 

年寄りは 夢見ろと言うけど それ希望持ったらおかしいですょ

世界全部不透明ですし 将来が不安じゃなかったら その人鈍感すぎますしね

だから 若い人達は現実的で 未来のこと考えられないから 

今日どう生きるか精一杯 これ すごいまとも 

それなのに夢だとかインパクトとか言っている 上手くいきません

例えば 少子化 なんで少子化って話になったか 

子ども減っているからだって話から始まって

まあ 財政 ようは年金とかから始まっている 

アジアは日本より圧倒的少子化だし北欧は優等生だって言われたけれど 

よくふたを開けてみれば 日本より、ほぼフィンランドも日本と変わらない

つまり 現代は少子化の時代なんですょ 皆さん 綺麗ごとだから言わないけれど

要は、子育て 面倒臭いんですょ 

昔の人達は 結婚して子供もって社会的プレッシャーあったから

やりがいもあるけど 大変だって話ですょ やればもの凄い幸せもある

要は踏み込むには 将来 不安だと リスクも多いし 大変だし 

今は独身でも子供いなくても 社会的プレッシャーは無いし 

安全策でいえば 独身貴族って言葉もありますけれど

要は面倒臭いからなんですょ それは認めざるを得ない

少子化にお金使うんだったら ニュースで取り上げ過ぎかもしれないけど

いろんな虐待とかね、心中したりとかね、

折角 生まれてきた子どもを大切に育てる

社会で支えるという方向に金使えばいいのに いつまで経ってもお金足りなくて

 

 

田原

「明治時代は日本の人口4000万人だった で、1億になった 何で?」

 

小幡

「それはまずは貧しかったから 経済勢力の過程では子供は労働力の稼ぎ頭なんで、増やして収入増やして 一定程度 余裕が生まれると 豊かになると少数精鋭で大学まで行かせて コイツに稼がせようとする で、ある程度余裕が増えると そんなに増えなくてもいいし、子ども労働力って考える必要もないから 昔は 各家庭で子育てしてたんだけど 社会で育てなきゃいけないから イイ案とはかぎらないけれど 極論を言えば 2歳から義務教育をしたら いいんです そうなればね、学童託児所に入れないは一切なくなる 日本はね なぜ 教育投資しないかというとね、 逆に不熱心なんですょ 教育に一番 関心がない。 アジアは政府の補助 あんまりないですけど 中国も韓国も子供の教育にめちゃくちゃ金をかけている。 でも、日本人は学校を信用していない。 とりあえず 学歴とって会社に入ればいいと思っている。」

 

田原

「実質賃金をあげるには どうしたらいい?」

 

藤井聡

「これは実質賃金をあげるには2つ方法があって 名目の賃金を上げることと、物価を下げることなんです。どっちの方がすぐできるかというと 物価を下げることなんです。普通の国はインフレになって100カ国以上 消費税の減税です 並びにガソリン税の減税 あるいは凍結をやっています 実質賃金は確実に上がります 小麦の値段というのは 一旦、政府が買い取ってそれを売る この仕組みを使えば 政府が買う これは物価を引き下げることができる イッキに実質賃金はあがる 実質賃金があがれば みんなお金を使い出すことになる 実際にお金を使い出すと 今度は名目賃金が上がる」

 

小幡

だってね、物価が上がっている要因は2つで。 原材料の輸入の価格が上がったことと円安ですょ 円安が妥当な議論っていろいろあるんですょ 広くとっても、156円まで離れているってことは 金融政策のひずみから生じている 妥当な為替水準にいかないと 今は安過ぎて まずはソコを直そうと 

 

(荻原博子:どうやって?)

 

小幡

「金融緩和を止めればいいじゃないですか! あれだけばら撒いて、これだけ低金利にしてるんだから。 是正する以外無いでしょ。」

 

藤井聡

「実質賃金をどうやって上げるんですか に 答えてない」

 

小幡

「何、言ってるムカムカ。 実質賃金は物価が下がれば 上がります。物価と賃金の好循環というのは 実は嘘でしかない。物価が上がって苦しいから賃金上げてくれっていう、企業の利益を削ってあげる そうすると また物価が上がるざるを得ない、賃金上げる“悪”。 悪夢のスパイラルと欧米では言われている まずは物価を抑えること 欧米で実質賃金がプラスになってきたのは物価を抑えてきたから 円高にしろってことです、当然です」

 

藤井聡

「金融緩和を止めろってことですね?」

 

小幡

「異常な金融緩和を止めろってことです」

 

萩原

「どこまで上げればいいんですか?」

 

藤井聡

「僕は財政政策で物価を下げるべきだと言っている」

 

加谷珪一

「バランスの問題で金融緩和 やり過ぎているんで ただ、何時かは上げなきゃいけないんで」

 

萩原博子

「だから、一番 やれることからやる。 ガソリンって今 4割が税金、4割の税金をせいぜい2割位にするとか、物価を少し下げる、これが大切だと思いますょ」

 

藤井聡

「小幡さんがおっしゃったことが正しいとしてもですょ 効果が出るには時間がかかる 減税ってやろうと思えばすぐできる」

 

 

小幡「今の日本は明るくもないけど 暗くもない。普通です。一方的に自虐的になるのも間違っている。昔を夢見るのも間違っている。もう一言、言うとね、中国、韓国の若者は暗いょ それで逃げてきて、日本の方が就職がラクだから留学もする」

 

 

<まなかつお>

何処からお連れになったものやら、小幡教授にひっくりかえりました

12年かけて成長した明石市の政策を話す泉さんに「明石の話!してもしようがない」。

国と一緒にするな的なコメントのようで さすがお財務省上がり方は違う

目が「・」になりましたが 面白いw

 

 

何時から成長できなくなったかというと【1997年4月1日】その時、何が起こったかというと【消費税増税】なんです-藤井聡

 

 

藤井聡@SF_SatoshiFujii

本日深夜、久方ぶりに『朝まで生テレビ!』に出演します!テーマは 『激論!円安・物価高・生活不安 ド~する?!日本経済』 言いたい事/言うべき事は山程ありますから、限られた時間となりますが国民のために言うべき事を全力で発言致したいと思います。