確定申告に向けて
岸田総理ーそれぞれの納税者の皆様方に法令にのっとり 適切に申告・納税を行っていただくようお願いを申し上げたい(2月14日)
キックバックの合計金額 5年間で総額5億7949万円
2024年2月19日
NNNと読売新聞が今月16日から18日まで行った世論調査で、どの政党を支持しているか、たずねたところ、「支持する政党はない」と答えた人は前回1月調査より4ポイント上がって52%でした。「支持政党なし」が50%を超えるのは、民主党政権末期の、2012年11月の51%以来です。
聞き取り調査の報告書
◆対象 2月15日
現職議員・派閥・グループの代表者など計91人
◆内容
キックバックの金額 使い道 収支報告書に記載しなかった理由 など
公表は匿名
◆キックバックの合計金額
5年間で総額5億7949万円
今回の事件で立件されたのは・・不記載が多額だった3人のみ
池田佳隆被告
大野泰正被告
谷川弥一元衆院議員
いずれも政治資金規正法違反で起訴
市民団体が告発状を提出
パーティーで得た売上金(収入)を正当な理由なく申告しなかったのは"所得税法違反"にあたると 安倍派5人衆らを東京地検に告発(2月1日)
●元大阪地検検事・亀井正貴弁護士
所得税法違反に問えるかのポイントは派閥からのお金が
①議員個人
②政治団体
どちらかの財布に入ったか?
①議員個人の財布に入っていた場合は政治資金以外の使途は課税対象になる
(2月19日羽鳥モーニングショーより)
キックバックを使用したか?
キックバックを使用 53人
キックバックを使用していない 31人
※「政治活動費以外に用いた」「違法な使途に使用した」と述べた者は1人もいなかった
主な使途
●会合費
●研修会の施設経費
●車両購入費
●書籍代
●手土産代
●旅費
※政治活動での使用か 私的流用かを区別できる記載なし
2月15日 立憲民主党・泉代表
自己申告ベースでうのみにしていいいのかと言えば 全くそうはならない 費目も正しいか わからなければ いくら使ったかもわからないし 使い切ったか どうかもわからない ほとんど何もわからないに等しい
キックバックを使用していない・・法的な問題点は?
●元大阪地検検事・亀井正貴弁護士(2月19日羽鳥モーニングショーより)
本来は使っていないお金は雑所得という扱い
課税の対象で申告していなければ脱税になる可能性がある
収支報告書に記載せず使途不明となっているお金に対し追加で納税する案について
●森山裕総務会長(2月15日)
政治資金として皆さん処理しておられますから所得税の関係は発生しないと理解しています
●元大阪地検検事・亀井正貴弁護士
法の抜け道があり個人ではなく「自分の政治資金団体への寄付」と収支報告書を書き換えたり使っていないお金を「繰り越し」したりすることで非課税扱いにできる可能性がある(2月19日羽鳥モーニングショーより)
キックバックを受け取った85人の認識
キックバックを認識していた 32人
収支報告書にキックバックの記載がないことを認識していた 11人
収支報告書に記載しなかった理由
●安倍派議員
もともと記載したいという思いはあったが派閥事務局から記載不要との説明を受けて記載しなくても合法なのだと認識した
●安倍派議員
派閥に属している者からすると派閥から記載するなと言われたものを記載するわけがない
●安倍派議員
派閥の上に立つ人間が責任を取らないといけないと思う
「裏金」開始時期 いつ誰が始めた?
●安倍派議員
10年ほど前に派閥の事務局から収支報告書に計上しないでほしいという申し入れが私の事務所に対してあった
●安倍派議員
二十数年前の当選後に先輩から聞いたような記憶がある
●聴き取り調査報告書より
遅くとも十数年前から行われていた可能性が高い
(場合によっては20年以上前から行われていたこともうかがわれる)
キックバック約4割が認識の中 派閥幹部は?
◆世耕弘成前参院幹事長(1月19日)
秘書が私に報告しないまま 政治資金収支報告書の簿外で管理していた
◆高木毅前国対委員長(1月27日)
記載漏れがあるという認識はなかった 秘書を信頼していたとはいえ私自身が細心の注意をもって対応すべきであった
◆松野博一前官房長官(1月19日公式HP)
政治資金収支報告書に記載するなど適正に処理されているものと認識していた 事務所に確認したところ不記載が確認された
◆西村康稔前経済産業大臣(1月19日)
還付金があることを把握していなかった 常々秘書には報告書は正確に適正に対応するようにと言っていた
◆萩生田光一前政調会長(1月22日)
報道などで取り上げられてからスタッフから説明があり不記載の確認をした把握と指導に努めないといけなかったと反省
「裏金は税金逃れ」使い道は 罪に問える
自民党が安倍派・二階派の衆院議員51人に政倫審への出席意向の確認開始 派閥裏金事件受け
2024年2月19日(月) 17:07
派閥の政治資金パーティーをめぐる裏金事件を受け、自民党は収支報告書への不記載が確認された安倍派・二階派の衆院議員51人に、政治倫理審査会に出席する意向があるか確認を始めました。
政治倫理審査会は議員の「政治的・道義的責任」を審査する国会の機関で、先週16日の政倫審幹事懇談会で、野党側は与党側に対し、収支報告書への不記載が明らかとなった衆議院議員51人に審査会に出席する意思があるのか確認するよう求め、今週早々、回答するよう要請しています。