ニューカレドニア旅行の行き帰りの飛行機
の中で読んだのが、森村桂さんの、この本。
◆『天国にいちばん近い島』 著者:森村桂
50年以上も前、まだ現在みたく観光地化
してない時代のニューカレドニアに、女性
1人で船旅をし、滞在した際の旅行記。
これで著者のファンになった方は多かった
ようで、わずか3年間に10冊余りの本が
次々に発行され、どれもベストセラー(!!)
というのだから、当時は、相当人気があった
らしく。
文庫本の「解説」によれば、この頃は、
本屋に自分の作品コーナーがあったのは
川端康成氏と森村桂さんぐらいだった
とか
読み始めると、なるほど、確かに、とても
面白い
きっと、どんな人でも、だんだんに心が
明るく楽しくなり、「世の中、捨てたもん
じゃない」と思えて来る
「土人」という表現には、抵抗がなくはない
けど。当時は違和感なかったんだろね。
ご興味ある方は、コチラ(BOOK☆WALKER)
で著者が船旅に出発するまでの経緯
(50頁ほど)を無料で試し読みできるので、
ぜひ読んでみてください。
今は多くの作品が廃刊、絶版になってるよう
だけど、著者の明るい独特な(天然?の)
筆致は、好感が持てます
天国にいちばん近い島 (角川文庫) Amazon |