鉄拳6で初登場した奇跡の新技ライトローハイ。これによってしゃがパンに割り込まれない連係が可能になり、わからん殺しの幅もぐんと広がることになりました。
が、それもわずか1作で終わってしまい、次のTT2からはなぜかカクタスという意味不明な新技に変わってしまいました。
カクタスの欠点
①発生が20Fなので、ローハイから出しても割り込まれてしまう。
②2発目が上段のクラッカーはライトローハイとちがい、しゃがんでかわすことが可能。
③2発目の中段のカクタスショットはガードされれば反撃を受ける上、壁際以外のところでヒットさせたらそこで連係は終わってしまう。
④カクタス1発止めはヒットしても不利になり、左構えに戻ってしまうのでやはり連係が終わってしまう。
ファランを使わない人たちや、あまり頭を使って戦わないたぐいのファラン使いたちにはピンとこないかもしれませんが、こうした理由から6でライトローハイを経由した連係で戦っていたファラン使いたちは、戦術を根本から考え直す必要に迫られたのです。
ライトローハイがなくなったファラン━━これをほかのキャラにたとえるなら……
ディープリンクがなくなったアリサ
アパストがなくなったニーナ
スタンソーサーがなくなったスティーヴ
……といったところでしょうか。
いずれも地味な戦力ダウンではありますが、戦術を大きく変えて戦わなければならなくなるのは理解してもらえると思います。6時代にライトローハイ経由の連係で戦っていたファラン使いたちにとっては、それほどの大事件だったということなのです。