【スピンオフ】にんしき。⑪ | ウォンキュ☆ひたすら妄想~

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superjuniorのシウォン(siwon)とキュヒョン(kyuhyun)のふたり
ウォンキュ(wonkyu)がベースな小説展開中。
が、いろんなカプも活躍中!!


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久々になってしまったw
ので
一つ前のお話し読んでいただけると
つながるかな…と

【スピンオフ】にんしき。⑩

因みにこのお話の刑事なギュちゃんは
こんなイメージですw

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あぁ…

もうやだ…

なんだよこれ…

あぁ…

どうしてこうなるのさ…

あぁ…

あぁ…

あぁ…


俺はこの人生最大の大恥を自らさらしたんだと思う。
もうこの状況をどうこうしようとなんて思う気力さえない。

「ちょっとギュギュ~。ほんっと頭大丈夫?
どうしたら僕とシウォンさんとそういうことになるって思えるわけ?」

手をだらんとテーブルに下に垂らし
ガンガンとテーブルに額を打ち付けながら
この世から消え去りたいと思ってる俺の腕をつかみ
ゆさゆさと揺さぶるリョウク

…頼むリョウク…ほっといてくれ

ぐう根も出ない俺は今ここでひと言でも発したら
とんでもない事を口走りそうだった。

あいつが俺への当てつけにリョウクをどうにかしようとしてると
勝手に思ったのも俺。
それがなぜか面白くなくて頭に来たのも俺。
あいつが俺じゃなくてもいいのかと思ったら
居てもたってもいられなくなったのも俺。

みんな俺。

大体この人達に嘘やごまかしは利かない。
そういうことに対してプロフェッショナルな面々だから
言いくるめるなんてことはまずできない。

大体自分の気持ちがわからないんだから
そもそも言いようがないんだが
今回のこれは…ごまかしようがない。

「要するに…
キュヒョンが勝手に勘違いしたんだな?」

…えっと…ヒチョルさん

「シウォン。お前がリョウクと一発かますと
ここにいるキュヒョンが勝手に思ったんだな?」

…ヒチョルさん

「ちょっとー、やめてよそういうの~
シウォンさんが僕に???
なんでそうなるの~」
リョウクの甲高い声とバンバンと叩く音が聞こえた。

「いて!いてーだろ!なんだよ。なんで俺を叩くんだよ!
キュヒョンだろ?キュヒョンがシウォンがお前と一発やりたがってるって
そう思ったって話をしてるんだろ?!」

「いやぁ~!!!もぉ~大きな声で何言ってんの???
ヒチョルさんのエッチ!!バカ!!
もぉ~ギュギュ~なんか言ってよ!なんでそうなるわけ??」

バンバンと今度は俺の背中を叩くリョウク。

…い、痛いんですけど

「大体、俺たちはキュヒョンとお前がやってるって思ってるんだぞ!
そこはどうなんだよ。これ、正にお前にちょっかい出してきた
シウォンにキュヒョンが殴り込んだって修羅場だろうが。
お前たちほんとにできてねぇ~のかよ。」

「だーかーらー。僕たちそんな中じゃないってば!!
何度言ったらわかるの?ぜんっぜん違うってば」

「だってキュヒョン女とデキねぇんだろ?
立たねぇって署内で今一番ホットな話題だろうが。」

…そんな傷口に塩を塗るような

そのヒチョルさんの言葉にバッと顔を上げると
目の前に座っているヤツと目が合った。

俺のジッと見つめる鋭くも情を感じずにはいられない視線に
カッと頬が…耳まで熱くなる。

そう。
原因はわかってる。
でもそれは認めたくない。

ほんの数秒なはずなのに
永遠に感じるほど見つめ合った気がした。

「おい。なに見つめ合ってんだよ。」

「べ、別に…」

俺は慌てて目を反らす。

「ふーん…」
ヒチョルさんはしばらく顎に手を当て目を細める。

「シウォン。お前なんか言うことねぇか。」
そしていきなり直球を放った。
ズバリ核心をついてきた。

『何を?』

「まぁ、そう言うだろうな。」

『あぁ。』

「まぁ、リョウクの事を利用したのはあとでいいや。
お前本当にいいんだな?俺が確認しても。」

口角が上がりニヤリと笑うヒチョルさん。
それを表情を変えずジロリと目だけで制する
目の前のヤツ。

『そう言うと思った。』
ひと言そういうと俺を見た。

…な、なんだよ。なんで俺をにらむんだよ・

「ふーん…お前もほんっとかわいいやつだよな。」

こんな時のヒチョルさんは容赦ない。
チャラけて見えても伊達に捜査に協力してる人ではない。

「キュヒョン。お前は?」
ヒチョルさんが立ち上がり一歩二歩と近づいてきた。

「わりーな…」

「え?」

急に視界がボヤけた。
ヒチョルさんって肌綺麗だなぁ…
そんなこと一瞬思った途端
頭を引き寄せられて唇に圧を感じた。

…へ?

人間びっくりしすぎると体が動かない。
なにかが俺の唇を割ってヌルリと入ってきた。

それがヒチョルさんの舌だと認識したのは
リョウクの甲高い叫び声を聞いたからだった。

身を捩ろうとすると下半身を抑え込まれ
身動きできなかった。

ヒチョルさんが膝を乗り上げ俺の急所をグッと抑え込んだ。

避ける間もなく無防備なそこを急に抑え込まれて
何もできなかった。

一瞬唇が離れた。

ポカーンと見上げると
ヤツを見ながらヒチョルさんが舌舐めずりをする

…この人いったいなんなんだ?

「お前…相変わらずだな。」
ヤツにそういうとヒチョルさんは俺を見降ろした。

「あ、あの…イ、イタッ…」

「お前は黙ってろ。」
ヒチョルさんの膝に力が入り急所を圧迫する。
その痛みに思わず顔がゆがむ。

「リョウク!」

「え?はい?」

「脱がせろ。」

「…はい?」

「こいつのズボン脱がせろ」

「え?ええ?なんで?」

「ごちゃごちゃ言ってねぇで早くしろ!」

「え、だってぇ~え?」

「あぁ、めんどくせーな俺がやる…」

「あのちょ、ちょっと…」

「みっつのホクロってやつ、俺が確かめてやるってんだ…」

ヒチョルさんが俺のズボンを下ろそうとして
手をかけてくるのを必死で押さえた。

この人本気で確かめようとしてる。
ちょ、ちょっと待ってよ。
ほんとになんなんだよこれ。

「あの、ヒチョルさんほんとにやめ…」

『やめろ!わかったから。ヒチョルやめろ!』
ヤツがそういうとヒチョルさんの腕を掴んで俺から引き離した。

『あぁそうだよ。思ってる通りだ。』
ヤツは俺の手を取り自分の方へ引き寄せながら
そういうとそのまま俺を抱き寄せた。

…あの。まさか…え?まさか?

『帰国前。一度。』

「ちょっ…な、なに言ってんだよ。」

俺はヤツの腕の中から逃げ出そうした。
が、ヤツの力が強いのか俺が本気じゃないからなのか
力強い腕に力が入り腰をホールドされて身動きできなかった。

「ギュギュ!!ほんとに???」
リョウクの驚きと感嘆の入り混じった声が背中越しに聞こえた。
リョウクには嘘はつけない。
俺は恥ずかしさのあまり振り向くこともできず観念し2度頷いた。

それに反応するかの様にヤツの腕に力が入った。

「ったくよぉ~。最初からそーいっときゃーいいんだよ。
めんどくせーだろ。リョウクまで巻き込みやがって。」
ヒチョルさんの口調は言葉こそ荒いが優しさを感じる口調だった。

『その件はあとで…』
というこいつの言葉に”別にいいよ。”とリョウクがコロコロと笑った。

俺の髪に唇を寄せるのを感じそれを心地よく感じた。

ムリだ。

どんなに恥ずかしくても
どんなに頭にきても
この心地いい場所を放棄するなんて

ムリだ。

本当に俺…どうしたんだ?
どうしてこうなったんだ?

こいつが現れてから俺の歯車が狂った。
まだ自分の身に起こってることすべてを
受け入れることはできてないが
とにかくそれに向き合ってみる気にはなった。

それだけでも俺にとっては大事件だ。

そしてこれから自分がどうなってしまうのか。
そんな不安も今はこの居心地のよさに
どうでもよくなってしまった。

『行こう。』
そう声を掛けられうなずいた。

「どこへ?」
わかってはいたけど聞かずにはいられなかった。





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ほんとに進まなくて…
(/ー ̄;)シクシク

でも
大事に書いていきたいかとw