【短】だけのもの。③ | ウォンキュ☆ひたすら妄想~

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superjuniorのシウォン(siwon)とキュヒョン(kyuhyun)のふたり
ウォンキュ(wonkyu)がベースな小説展開中。
が、いろんなカプも活躍中!!


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…え?泣いてる?誰が?

予想だにしなかったことを言われて俺の笑いは止まった。
あれ?ヒョンったら俺が泣いてると思ってるの?

全く本当にヒョンったら…

頭脳明晰で、すべてにおいて人より秀でていて、
家柄も財力も人が羨む存在なのに、
たまに”本当はこの人はただのバカなのか?”って思う。

別にヒョンが病棟のみんなの前で半裸になって
あの体を披露しちゃったのは…しょうがないことだったって
頭ではちゃんと理解してる。
ヒョンのあの体は、俺だけのものだけど、そこは仕方ない。

背中の傷だって、誰が俺がつけたって思う奴がいる?
そんなこと思って鼻血を出すのはヒョクくらいだ。
(案の定後でだしたらしい…)
ヒョクからも状況聞いてるし、ヒョン、相当焦ってたって言ってたし。

俺が泣く必然性なんて全くないのに…
ヒョンは俺が泣いてるって思ってるんだ。

そう思ったらまたさっきまでとは比べ物にならないくらい
おかしさがこみあげてきて
声を上げないように必死にこらえてるから
体がガクガク震えて止まらない。

『お、おい。キュヒョン本当に悪気はなかったんだよ!
そんなに泣かないでくれ!!』

ヒョンが切羽詰まった声を上げベットに乗り上げ、
俺の肩に手を掛けブランケットを剥いだ。

俺はヤバい!って思って笑ってるのがばれない様に
枕に顔を押し付け必死に笑いをこらえた。

『キュヒョン、なぁキュヒョン。
ほんとに…なぁ、俺はどうすればいい?』

ヒョンの声がいよいよヤバくなってきた。

俺もさすがに苦しくなってガバッ!と起き上がり
ベットの上に正座しているヒョンの前に同じく正座して
指をさしながら体を折り曲げ思いっきり大声で笑った。

「あぁ~ダメだ!面白すぎる!!ヒョ、ヒョン!さっきの顔…
あの顔なんだよ!あぁ~お腹痛い!苦しい!ヒョンったら…」
俺はヒーヒー言いながら笑うだけ笑った。

『お、おい、キュヒョン?』
「ん?何?」
ヒョンに呼ばれて顔を上げるとヒョンと目があった。
今度は”訳がわからい”って言いながらアホ面で俺を見つめていた。
こんな時のヒョンが無性にかわいく思える。

『お前泣いてたんじゃ…』
ぽか~んとした顔があまりにもアホ面すぎて…

笑い過ぎて溢れてくる涙をパジャマの袖で拭いながら
「笑うのこらえてただけだよ!ヒョンがあんまりにも面白くて
我慢できなくて…あぁ~お腹痛い!!
誰も泣いてないって!!」

そう言ってヒョンを見るとこれ以上ないってくらい
気の抜けた顔で”脅かさないでくれよぉ~”といい、
そのままベットの上にバタッと大の字で倒れた。

クツクツ笑いながらその姿を見ていたら
なんだか無性にヒョンが恋しくなって、
思わず大の字で寝っころがっているヒョンの上に
ドサッと身を預けたくなった。

「ヒョン…あのさ…」って言った途端涙がこみあげてきて
涙がボロボロこぼれ始めた。

あれ?俺どうした?
誰よりもかっこよくて、万能人間なのに
お人良しで、優しくて、俺を心から愛してくれて…

そんなヒョンの必死な顔見てたら
胸がギュッと締め付けられて自分でもびっくりなことに、
なんかすすり上げちゃって…

そんな様子に気がついたヒョンがまた焦って
慌てて飛び起きて”どうしたんだよぉ~”
と、壊れ物を扱うようにそっと包み込んでくれた。

だからやなんだ。
こっちが恥ずかしくなるっての…

…ねぇヒョン。ヒョンは俺だけのものだよね?

でもそんなこと言えないから
涙と鼻水でぐちゃぐちゃな顔を思いっきり
ヒョンのシャツに擦りつけてやったんだ。








by kyuhyun



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次は…共同作業?

(= ̄∇ ̄=) ニィ