痴話げんか2-㉞ スピンオフ~残り組2~ | ウォンキュ☆ひたすら妄想~

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superjuniorのシウォン(siwon)とキュヒョン(kyuhyun)のふたり
ウォンキュ(wonkyu)がベースな小説展開中。
が、いろんなカプも活躍中!!


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「おい、ヒョク。飲み過ぎだぞ!!」
キュヒョンがグラスを取り上げた。


「大丈夫、大丈夫。これが飲まずにいられますかってんだ!」
シャンパンのボトルとグラスを抱えウニョクが嘆いた。


「それはわかる!それはわかるけど、ピッチが速すぎる。」
ドンヘもウニョクの無茶な飲み方を止めようと声を掛けた。


「まぁ、まぁ、まぁ・・・ドンヘ先生グッとやっちゃって、グッと!
ほら飲め!キュヒョン。お前も飲め!!」
ウニョクが手に持ったグラスをキュヒョンにバッと差出した無理やり握らせた。


「ヒョクチェ~、僕気持ちわかるぅ~!!ひどいよねぇ~これってぇ~」
リョウクがウニョクにグラスを渡し、ワインをなみなみに注いで
さぁ、”ググッとやっちゃって!”とケタケタと笑った。


「だろー?おぉぉ、よしよし。お前はかわいい!お前はいいやつだ!」
ウニョクがリョウクを抱き寄せ頭に頬ずりをした。


シウォンを送ってすぐ帰ってくるはずのヒチョルとイトゥクは結局帰って来なかった。
それどころかイェソンまで呼び出しがかかり、リョウクを置いていくのは心配だと
散々大騒ぎをした後、渋々出かけて行った。
急患対応に関係無い事が多いのに今回はなぜか呼ばれた。


キャンドルがセッティングされた部屋やバラの香に包まれた雰囲気たっぷりの
バスルームがすべて無駄になってしまってリョウクもむくれていた。


仕方なく残されたキュヒョン、ウニョク、ドンヘ、リョウクで酒盛りを始めたのだった。

 


「なぁ、リョウクって、アメリカに住んでたんだろ?」
ウニョクがいきなり切り出した。


「うん。そうだよ~キャッキャ」
シャンパングラスの中をのぞきながらリョウクが笑った。


「じゃぁイェソン先生とはその頃知リあったのか?」


「うん。僕、ジョンウンさんの元患者さん!」


「え?」
「え?」
「何?」


「僕、いろいろあって暗ーい子ども時代を過ごしてて・・・」

 

「え?マジ?全然そんな風に見えない!」

 

「ぷはぁ~・・・今はもう大丈夫だからねぇ~ほら、その頃の写真~」

 

画像を表示してみんなに見せながらシャンパンを飲み干すと大きく息を吐きながら笑った。

 

「じゃぁ、イェソン先生、患者に手出したって事?」

 

「ふふふ・・・僕は最初からジョンウンさん気に入ってたけど~」

 

「ヤバいだろぉ~!医者が患者に手だしたら~」

 

「ねぇ~。ましてやここに連れてこられちゃったんだから。ダメだよねぇ~」
そう言ってリョウクがケタケタ笑いだした。

 

「おい、あんまり飲ますなよ!後でイェソンにこっぴどくやられるぞ!」
ドンヘが慌ててグラスを取り上げようとしたが、”大丈夫だよぉ~”と言って
リョウクがふくれてながら両手でグラスを隠し、胸の前で抱えて見せた。

 

「だなぁ~。まっ、今日はいいよなぁ~」
リョウクの頭をくしゃくしゃ~っと撫でながらうんうんと首を振った。

 

「ねぇねぇねぇ、ヒョクチェさんはさぁ、イトゥク先生とどうやって・・・その・・・きっかけは?」
リョウクがその瞳に好奇心を浮かべながらいきなりウニョクとイトゥクの事を聞いてきた。


「ん?俺ら?」


「うん。」


「こいつ、大きな事故にあったの知ってるだろ?あれきっかけ。」


「へぇ~、キュヒョンのおかげなんだ~」

 

「まぁ、手っ取り早く言えばそうだけど・・・プラス俺の努力!」

 

「頑張ったんだね~ヒョクチェ~」

 

「そぉ~、おれ、がんばったんだよぉ~」

 

ウニョクがリョウクに抱きつくとリョウクはよしよしとウニョクの頭を撫でた。

 

「ヒョク、飲み過ぎだぞ!大丈夫か?」
キュヒョンが声を掛けると


「大丈夫だよなぁ~、リョウガ~」
と言ってリョウクとふたりでふにゃふにゃと笑い始めた。

 

「あぁあ。ドンヘ先生・・・2人共、完ぺき酔ってますね・・・
って、え?先生?」


キュヒョンがドンヘに向かって同意を求めるとドンヘがシャツを脱ぎはじめ
上半身裸になろうとしていた。