痴話げんか2-⑦ | ウォンキュ☆ひたすら妄想~

ウォンキュ☆ひたすら妄想~

superjuniorのシウォン(siwon)とキュヒョン(kyuhyun)のふたり
ウォンキュ(wonkyu)がベースな小説展開中。
が、いろんなカプも活躍中!!


twitter→@won_kyu7



(ギャラリーside)

 


キュヒョンとハイタッチをしてみんなの所に来たウニョクがイトゥクの横に腰を降ろした。

 

 

 

「ごくろうさん!」と声を掛けられ、イトゥクにしな垂れかかった。
イトゥクはそんなウニョクの頭をくしゃくしゃっと撫でてやった。

 

 

 

「おい、キュヒョン、どうすると思う?」

 


ヒチョルはカラダを斜めにしてソファーの背に顎を乗せ誰に言うでも無く聞いてみた。

 

 

 

「え~、また一発食らわせてチューして終りじゃない?」

 


「いやー、いきなり抱きつくとかじゃね?」

 


「とにかくKiss!」

 


みんなそれぞれ仲直りのシチュエーションを口々にする中

 


「おっと!キュヒョンが動いた!」

 


ウニョクのその声で一斉に2人を見つめた。

 


「わぁ~、ねぇ、見た?キュヒョン、シウォン先生の耳にふぅ~ってしたよ!」

 

 

 

「あっ、またした!でも顔あげないねぇ。完ぺきウニョクと思ってるだろ、あれ。」

 

 

 

「おぉ~!おいみたか?あのマンネ、耳、噛んだぞ!あんなのありか?」

 


ヒチョルが興奮して驚きの声をあげた。

 


「おい!ドンへ、シウォンの顔見てみろよ!あの慌てっぷり。いい男が形無しだな~。
なぁ、ドンへ。お前、あいつと付き合ってる時、あんな顔みたことあったか?」

 

 

 

「レラ!!」

「ヒチョ!」

「バッカ!」

 


イトゥクとドンへとイェソンが一斉にヒチョルを制した。

 


「あっ、やっべ・・・」

 

 

 

ヒチョルが慌てて振り返ると、イトゥクに口を抑えられ、いつもの倍目を大きく見開いたいるウニョクと、
目をまん丸にして驚くソンミンと両手で口を抑え目を輝かせるリョウクが自分を見ていた。

 


「バッカお前、なにこんな時に爆弾投下してんだよ!」

 


「トゥギ。別に大丈夫だよ。もう、昔の事だし。今俺にはレラがいてくれるから。」

 


イトゥクが半笑いでヒチョルを叱るとドンへがすかさずフォローに入った。

 


「ばっか、俺らはいいぜ。だけどこいつらみてみろよ。」

 


イトゥクに言われ、もう一度三人を見ると六つの眼差しがお預けをくらった子供、
いや、小動物かなんかの体で自分を見つめていた。

 

 

 

「お前らワンころじゃあるましい、そんな目で見んなよ。」

 


バツが悪いヒチョルが三人から目線を外しシウォンとキュヒョンに目線を戻すとシウォンが
宝物を扱うかの様にキュヒョンを抱きしめていた。

 

 

 

「あいつはなんでも持ってっちまうんだよな。いつも。」

 


「ヒチョ・・・」

 


「あれ見てみろ。キュヒョンだってそうだ。俺があいつの事ずーっと可愛がってたの知ってるよな?

なのに、一瞬にしてシウォンのやつはあいつをかっさらってったんだぜ。あのキュヒョンをだぞ?!」

 


「ヒョン・・・わかってるって」

 


「ドンへが辛かった時もずっとみてきた。ジョンウン。お前だって・・・
あぁ、安心しろ。トゥギは違う。トゥギは今も昔も俺らのお目付け役だ。」

 


「レラ。もうやめとけ。」

 


イトゥクがヒチョルの肩をポンポンと叩き、ドンへがヒチョルの手を握り指を絡ませた。

 

 

 

「でもみんな、結局はシウォン先生の事、ほっとけないんだよね?
キュヒョンの事も。
みんな2人の事大好きだから。
あの2人の幸せがみんなの幸せじゃない?
ね、ジョンウン先生。そうだよね?」

 


リョウクの言葉にイェソンが「そうだよ。」と答え、頭を優しく撫でた。



 

 

 

「あっ、あれ?」

 


「ん?ウニョク、どした?」

 


「ほら、あれ、キュヒョンが・・・」

 


みんなが一斉に2人を見ると、

キュヒョンがシウォンに何か言ってシウォンを突き飛ばしその場から立ち去った。

残されたシウォンがその場にうずくまっていた。

 

 

「おいおい、マジかよ!なんだよ、この展開!さっきまで抱き合ってたくせに。
おい!あいつらいったいなんなんだよ!」

 

 

「シウォン先生がまた何かやらかしちゃったみたいだなぁ~」

 

 

「救いようがないよな・・・。」

 

その場にいた全員がため息をついた時

 


「あれ?戻ってきた!!」


ウニョクが目を見開いた。


「え?あっ、ほんとだ!まだ殴り足りないとか?」

 

その場にいた全員が苦笑いし固唾を飲みながら
2人を見ていると

 


ズカズカとシウォンの前まで来たキュヒョンがシウォンの襟ぐりを両手で掴み
自分の方へ引き寄せ、いきなりシウォンの唇に噛みつくようなキスをした。

 


その行為に応えようとキュヒョンの唇をむさぼろうとした瞬間、
キュヒョンは思いっきりシウォンを突き放し

 


「俺一人で帰るのやなんだけど。」

 


潤んだ瞳の上目使いそうキュヒョンは言い放つとクルリと背を向けた。

 

「待てキュヒョン。おい待てってば。」

 

大きく目を見開いたシウォンは慌ててキュヒョンを後ろから抱きしめた。

 
 

「なんだよ。離せよ。」

 

「キュヒョナ・・・」

 

「もー、みんな見てるだろ・・・」

 

「キュヒョナ。」

 

「な、何・・・」

 

「全部がかわいい・・・」

 

「な、なんだよそれ・・・」

 

「愛してるよ・・・」

 

「お、おぉ・・・、知ってる。」

 

「キュヒョナは?」

 

「ばっかじゃね?」

 

「ふふふ・・・」

 

「そんなのとっくに知ってるだろ・・・」

 

「あぁ、知ってる。」

 

「なあ、離れろよ。」

 

「今さら照れなくても・・・」

 

--------パチーン!

 

キュヒョンの振り向きざまの平手がシウォンの顔面をとらえた。

 


「照れてないし。」

 


そう言ってキュヒョンはみんなの方へ向かった。