(居酒屋にて・・・)
「ははは~!お前それ、マジか?!」
ヒチョル先生がひときわ大きな声で笑い出した。
俺はうんうんと頷いた。
「お前、それヤッバいだろ~!!」
腹が痛てぇ~と言いながらヒチョル先生の笑いが止まらない。
うんうんとただただ頷く俺。
「お前そんな笑うなよ~。ヒョクだって自分でも・・・びっくり・・・ははは~。」
助け舟を出してくれたはずのトゥギヒョンまで・・・
先生たち、そんなにお笑いにならなくても・・・
「ヒョク~、そんなに2人はすごかったのか?」
「いやぁ、別にすごいっていうわけじゃ・・・電話越しだし・・・でも・・・」
「でもお勃っちまったんだろ?2人のその治療ってやつを盗み聞きして。」
ヒチョル先生。
そんなお下品な言い方・・・って、声でけぇ~し!
「ひどっ!盗み聞きなんかじゃないですよ。こっちは全くわかんなかったんだし。」
あの時のあれはほんっと不可抗力なんだって!!
「俺、ホントに心配で必死に語り掛けてたんですよ。そりゃーもー真剣に・・・」
「あっはははは~!!ヒョク止めろ!腹が、腹が割れるー!」
「だから笑いごとじゃないんですって!!男なら絶対勃つ!」
先生たちだって絶対だから。
「俺、キュヒョンのあんな声初めて聴いた。あんな、あんな声で・・・」
「よく言うよ!お前だってトゥギとヤッテるとき声ぐらい出すだろ?
なぁ、トゥギこいつだってエロいんだろ?」
「えぇ?あぁ!すっごいエロいぞ!ヒョクだ・・・って・・・ははは~!!
ダメだ~かわいすぎるぅ~!!」
あぁ、またトゥギ先生、笑いのツボ入っちゃったよ・・・
「っつか、あいつそんなにエロいのか?」
ヒチョル先生その食いつき方、どーなのよ・・・
目が怖いんですけど?
「え~・・・甘いというか、エロいっていうか、・・・とにかく艶っぽくて・・・」
「へぇ~!あいつが?」
「そうなんですよー!!だから言ってるじゃないですか!あんなの初めて聞いたって!!」
「あんなの?」
「『ヒョン・・・もっと・・・』って言ったんですよ。あいつがですよ?!わかりますこれ!!」
だから先生、笑いごとじゃないんですって。
「シウォンがあれだけ入れ込んでるくらいだからなぁ~。」
「そう!そのシウォン先生!!そっちもヤバい!!」
「覚醒したら電話させるって・・・」
「かくせい?」
「そう!覚醒ですよ覚醒!!」
「それって、まぁ、あれだよな・・・?」
「ケガ人に対して意識飛ぶまでヤルって・・・どうよこれ!!」
あの・・・先生たちちゃんと聞いてます?俺の話し・・・
「しかも声が・・・あんな声で囁かれたら・・・」
昨日の電話がまた頭でグルグルし始めちゃったよー
中学生かよ俺。
あっ・・・
えっと・・・
あれ?
「トゥギせんせ~、俺、はなぢ出ちゃいましたけどぉー!!」
え・・・?
そこ笑うとこ?
だから先生たち、笑いすぎだって。
っつか大丈夫か俺?!
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が、頑張れウニョク!!