You&I 3 | Brokeback~83

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Super Junior 83lineが大好きです(*^-^*)

 

 

 

 

ご注意!!

 

この記事は、Super Junior83ラインのFF小説になります。

FF小説やボーイズラブに理解のない方は、引き返して下さい。

読んで下さる方は、自己責任でお願いします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

83小説~You&I 3

 

 

 

 

~イトゥクサイドつづき~

 

 

 

 

愛しさが込み上げてきて、上から覆いかぶさるようにヒチョルにキスを落とす。

 

 

軽く啄むようなキスから、次第に深いものへ。

ヒチョルの瞳がとろんっと潤んでくるのがわかった。

 

 

 

 

これ以上キスを続けていたら、自制が利かなくなりそうで

ヒチョルの唇から顔を離して身体を起こした。

 

 

 

 

すると、

 

 

「待ってジョンス、 もっと・・・」

そう言ってヒチョルも身体を起こし、

俺に抱き付きながらふっくらとした唇を再び重ねてくる。

 

 

ヒチョルは時々俺の歯列に舌を這わせたり、

俺の唇を甘く噛んだりしながらキスに夢中になっているようだった。

 

 

 

 

 

俺はヒチョルのキスの上手さに驚き、ヒチョルの両肩を掴んで一度身体を離した。

 

 

 

 

「ジョンス?」

 

 

ヒチョルが怪訝そうに俺を見た。

濡れた唇と潤んだ瞳を目の当たりにして、俺の胸はざわついて目を逸らした。

 

 

 

「ヒチョラ・・・、本当に誰にも身体を許してないんだよな?」

 

 

 

「そうだけど。 今更嘘ついても仕様がないし」

 

 

 

「でも・・・。 キス、慣れてないか?」

俺が問うと、

 

 

 

 

何でもないことのように、ヒチョルが言った。

 

「キスは慣れてるよ。

言い寄ってくる奴とは、ヨジャでもナムジャでもキスまではしてたんだ。

身体を求められたら、『お前相手じゃ勃たねぇよ』って言えば、大抵もう寄って来ないからさ」

 

 

 

 

 

 

 

目の前が一瞬赤く染まって、胸がジリジリと熱くなる。

 

 

 

「・・・」

 

 

 

「ジョンス?」

 

 

 

 

 

 

わかっている。

 

30年以上も生きてきて、ヒチョルのように美しい人間が、

唇に限られていたとはいえ誰からも触れられなかった筈がないこと位は。

 

実際、メンバー同士ではキスなんて挨拶代わりで、

ステージ上では度々交わすこともある。

 

 

 

 

 

これは、明らかに嫉妬だ・・・。

俺はヒチョルと唇を交わした、俺の知らない多数の人々に嫉妬した。

 

 

自分の感情を持て余し唇を噛む。

 

 

 

 

 

 

「ジョンス? ジョーンース、 どうした?」

突然黙り込んだ俺に、ヒチョルが無邪気に猫のようにまとわりついてくる。

 

 

 

 

 

「ヒチョラ、 ちょっと来て」

 

 

俺はヒチョラの手を取ると、そのまま手を引き寝室の扉を開けた。