近所の田んぼに稲の苗が植え始められました。早くも6月に入り、梅雨入りであります。今朝のテレビ放映で今後の天候に対して解説されていました。例年は南米沖のエルニーニョ現象が起こり、それによって海水面の水温が上がり西太平洋熱帯地域で積乱雲の活動が不活発になり、日本付近では太平洋高気圧の張り出しが弱くなり、気温が低く日照時間が少なくなる傾向があり、また、西日本は日本海側で降水量が多くなる傾向にあります。その反面、ラニーニョ現象は西太平洋で積乱雲の活動が活発になり、その為、日本の夏は太平洋高気圧が北に張り出し、沖縄や奄美地方では降水量が多くなる傾向にあります。今年の場合は梅雨明けが早く、しかし降水量は多い傾向であると言います。短期集中で雨が一度にたくさん降ると言う傾向にあります。例年、梅雨明けは土用開けの7月20頃に成りますが、如何なものでしょうか。丁度、土用の丑は7月23日(土曜日)になります。地方は梅雨明けの土曜日となれば、結構売れるのではないのでしょうか。長期天気予報が当たって欲しいものです。

 

さて、シラス採捕も終わり、全国の池入れが報告されました。参考までに。

日本、15,8t。中国、18t。台湾、1,5t。韓国、7,1t。合計約42,4t。

国内の地域別では、鹿児島、約6,749KG。愛知、約3,358KG。宮崎、約3,100KG。静岡、1,647KG。その他、940KG。合計15,794KGでした。更に中国では、異種ロストラータ種20t。アンギラ種5tが池入れされたとの情報があります。(日本養殖新聞 参考)

 

  先日、日本鰻輸入組合の定期総会で東京に行きました。コロナ渦で東京に足を向ける機会が随分と減りましたが、久しぶりに都内を歩いて見ると、ここ吉田町の田舎とは異なり、人の混雑が普通でありました。地下鉄も満員で、デパートも人が一杯でありました。時間を持て余し、銀座三越の洋服売り場をぶらついて、地下の食品売り場に足を向けて見ると、多くのお客さんで列を成していました。ここしばらく、田舎に籠ってコロナ渦に怯えていましたので、この環境と随分と感覚が麻痺してしまったようであります。これから空港の窓口は海外の旅行客に開放されると聞き、尚一層の混雑が見込まれます。輸入組合の理事長のご意見ではありませんが、コロナ感染を怖がっていたら、何もできないかもしれません。

いよいよ「前門の虎、後門の狼」ではありませんが、覚悟を決めて勢いよく進むしかないようであります。

丁度、6月4日(土曜日)に恒例の鰻供養祭を執り行いました。社員だけの内輪の行事ではありましたが、一息して心が洗われたように思います。またこのコロナ渦でも「うなぎ」は、日本人に好まれてよく売れています。台湾人が言う「チマキとウナギは時期が来れば売れる」どうもそのようであります。後は、梅雨が明けて夏日の好天が来るのみであります。またコロナ渦も梅雨前線に引き摺られて日本列島から消えて欲しいと祈ります。更に、ウクライナの長期戦争継続と日本列島の集中豪雨による災害の多発等はもう!勘弁して欲しいと思います。爽やかで真青い夏日を笑顔で迎えたいと思います。