オリンピックの開催も終わり、菅義偉内閣から岸田文雄内閣にと政権が移譲され、それと同時にコロナ感染渦もデルタ株からオミクロン株にと変貌を遂げています。世界的に爆発しているオミクロン株ではありますが、現在のところ日本では最低限の感染で止まっています。しかしながら専門家が懸念した大波は、やはり想定通りに日本列島に吹き荒れるのではないのでしょうか。

さて、今日は暮れの29日、一般的に市場向けトラック便の最終出荷日となります。この雪模様の寒い日本列島で在りながら、ご注文は其れなりにあるようです。俗に株式市場の格言にある、「掉尾の一振」を期待してしまいますが、やはりこのコロナ環境下では、一歩も二歩も後退のようであります。それでもお蔭様で、この鰻は日本国民に愛され、年数を重ねる毎に熟成されたようで、他のどんな食材にも負けない地位を築いたようであります。この一年を振り返り我らが富士山と同じように、なくてはならない存在のようであります。

 

 

「ふるさとの訛なつかし 停車場の人ごみの中に そを聴きにゆく」石川啄木

今日は帰省ラッシュで、高速道路はどこも混雑していると聞きます。このコロナ感染拡大の時季に、それでも故郷に、実家にと足が向く様であります。この2年孫を見せられなかったと、誰もがふるさとに帰りたいと心に思い込んでいたようであります。我が家の娘達も、顔一面に笑顔を振り撒いて「ただいま!」と帰って来ました。この今しか無いよ!とコロナ感染を気にしながら、孫を手に繋ぎ、帰って来ました。生まれ育った地ではありませんが、今は故郷であります。

この一年間、ご愛顧を頂き有難う御座いました。来年は寅年であります。それも36年に一度の「五黄の寅年」で十二支と九星術の組み合わせの中で最も運気が強いとされています。冬が厳しいほど春の芽吹きは生命力に溢れ、華々しく生まれる年になると言われます。年内、後少し頑張りましょう!