昨日は久しぶりに鮮やかな、富士山を見ました。ここは日本平ホテルの庭園です。

 

 

最近はホント!暇しています。皆さんは如何お過ごしでしょうか。例年、3月の15日頃までが、騒がず、動かずのジッとした冬ごもりの待機であります。しかし、桜咲く春休みを迎える段になると、突然に忙しさが加速されて来るのでありますが、今年もコロナ感染渦の影響で報われない無駄な時間の浪費でしょうか。

 

さて我々活鰻の業界は活況もなく、只々夏を待つのみとなりますが、一方で加工関係は既に活況を帯び、潤沢に受注も入っているように聞きます。また国内産加工品の増大だけでなく、中国現地でも加工生産量の拡大が見込まれているようです。従来池入れされていたアメリカ産(ロストラータ種)の購入よりも生産性が早く、歩留まりの良いジャポニカ種が、主に福建省を中心に池入れされていると聞きます。現地中国では尻上がりにシラス単価が上昇していますので、池入れ意欲は日本よりも旺盛であるようです。昨年は日本でもこの時期に採捕量が増え、獲れすぎて採捕止めとなりましたが、前評判の漁模様も急激に霞んでしまい、日本では一転して不漁となりました。これは今季の雨量が極端に少なく、川から流れ込む水量が足りなかった要因と213日に起きた福島沖の地震の影響ではないかと言われています。いずれにせよ、現時点での日本国内での池入れ数量は14t未満のようですので、国内銘柄の今後の供給に不安があるように思われます。昨年の国内新仔も出荷が想定より遅れましたが、需要の要望が太化に移行して不変な状況下に於いては、この需要と供給のバランスを保つには国内産だけの台頭では非常に厳しさがあると思われます。

 

 

さて、巣籠りも早や、一年が過ぎ、出歩く制限にも厭きました。また、最近は遅々として進まない政策にも厭きました。日本のオリンピックはどうなるの!桜が咲いて、直ぐそこに夏が迫るのに、一向に進まない展開にも厭きました。

「都没有方法!」全てに於いて仕方ない現実であります。