気象庁は今日12()、最新のエルニーニョ監視速報を発表しました。ラニーニャ現象が12月も継続しており、日本列島に強い寒気が流れ込みやすくなった一つの要因と考えられます。12月のエルニーニョ監視海域の海面水温の基準値との差は0.9で、平年よりは依然として低いものの、11月に比べると差は小さくなりました。対流活動は引き続きに平年に比べて不活発で、貿易風は引き続き平年より強い状況です。このような海洋や大気の状態はラニーニャ現象が継続していることを示しています。太平洋赤道域の中部から東部に見られる海洋表層の冷水が冬の間は維持され、東部の海面水温は平年より低い状態が継続すると考えられます。
エルニーニョ現象を予測するコンピューターシミュレーションの結果では、2月以降、平常に戻る確率が次第に高くなり、ラニーニャ現象が続く確率は3月になると60%4月は30%に下がります。春にはラニーニャ現象が解消する見込みです。

 

 

昨今のシラス採捕量は、中国の勢いに押され、日本も台湾・中国に追従すると考えられていた様でありますが、どうも黒潮の流れが昨年のように日本列島に接岸せず、現在の日本の累計採捕量は5tを越えた数量でいるように報道されています。この日本列島での採捕不漁は、年末年始の太平洋沿岸一帯の降水量の大幅な減少にあるようであります。しかしながら本年は、それでも中国のシラス採捕量が好調で、この後の漁展開も大いに期待が持てると報道されています。全国での採捕量は、凡そ3540トン、日本の生産池への池入れは、凡そ10.5t程度と聞きます。予想された70tまでは、今後採捕されるであろう中国の漁如何でありますが、期待してこれからの採捕状況を見守って行きたいと思います。

 

 

さて、春一番と謳われる突風が毎日のように吹き荒れている昨今であります。ここ静岡は寒い日の気温で78℃位、暖かい日であれば、1517℃位あります。しかし、群馬の上州のからっ風と同じように、遠州のからっ風も負けず劣らずに吹きます。上州では山の吹き降し風でありますが、ここ静岡は海からの追い風になります。従って少し風の冷たさが違って来ると思われますが、建物を揺らして唸るような風音は、特に我々の立て場のような空間のある建物は影響が大きいように思います。余談ではありますが、ビックコミックオリジナルに連載されている「風の大地」坂田信弘(原作)かざま鋭二(作画)日本の漫画。主人公沖田圭介が活躍するゴルフ場は、栃木県の鹿沼カントリークラブでありますが、表題にある風、男体山の吹き降し風が常に表現されて、風の強い地域だと感じます。且つて、埼玉に住んで茨木・群馬・栃木を営業していた頃を思い浮かべます。

 

 

田子の浦から見た、伊豆半島であります。空気が澄んでいる時は、泳いで渡れるかの如く駿河湾と伊豆の山々が見えます。春よ、早く来い!そんな風に思います。