こんばんは
トロイア戦争のお話は まだまだ続きます
どんどん哀しいお話になってしまいます
カタバミ(片喰)の花言葉は ｢輝く心｣
(画像はお借りしました)
パリスの兄ヘクトルは
｢トロイア中の母親と女たちを
一刻も早く集めて、女たちが織った一番美しい服を持って
守り神であるアテナの神殿にお参りに行って下さい
アテナ様が、守ってくださらなければ
このトロイアの町は おしまいです
昨日の闘いで、ギリシア軍のディオメデスが
どのくらい殺したのか！！
私は、パリスのところに行って来ます
母上
私は、地が裂けてパリスを飲み込んでくれたら と思います
パリスのせいで トロイアは滅びてしまう･･･｣
そこで
女王ヘカベは、女たちと一緒に
一番美しい服を倉から取り出して
守り神アテナの神殿に行って祈りを捧げました
けれども
女神アテナは、女王ヘカベたちを憐れと思いましたが
トロイアの王子パリスを、深く憎んでいたので
祈りは 聞き入れられませんでした
ヘクトルはパリスの屋敷に出掛けました
パリスは、武器を磨き、ヘレネは その傍で刺繍をしています
パリスは、アプロディテに導かれ
戦場から ヘレネのところに運ばれていました
ヘクトルは、怒りを抑えて
｢お前は、戦場に帰らなければならない
トロイアの人々は、都を守るために闘っているのだ
お前が始めた この戦のためにだ！！！｣
パリスは、直ぐに戦場へと戻る約束をしましたので
ヘクトルは、妻の様子を見に
自分の屋敷へと急ぎました
｢アンドロマケ！ アンドロマケ！｣
ヘクトルは、妻の名を呼びましたが返事がありません
｢ヘクトル様
アンドロマケ様は、城壁の上の塔へと走って行かれました
トロイア軍の苦戦の知らせが届いて･･
アンドロマケ様は、ヘクトル様をご案じになり
気がふれたようになられて 走って行かれたのです｣
どんどん追い詰められていきますね～
闘いは 家族を巻き込んで苦しくなっていきます
長いお話となりますが
また お付き合い頂けたら嬉しいです
朝晩は もう寒くなってきましたね～
どうぞ 温かくなさっておやすみ(*'-')ﾉ~｡.*･ﾟ下さいね