こんばんは
昨日は お休みをしてしまってごめんなさい

コスモス

オリュンポス山の上から、闘いを見守っていた神々にとっても
パリスを隠したアプロディテのやり方は
好ましく思えませんでした
殊に トロイア軍のパリスを憎んでいる女神ヘラは
「ギリシア軍とトロイア軍に
永遠に仲直りなど させてやらない!!!」
地上では、パリスの相手のメネラオス王が
雲隠れした敵を探して 戦場を駆け回っていました
この勇ましい勇士の為に
パリスを探し出して 闘わせたい!と考えた程でした
この時
トロイア軍の弓の名手・パンダロスは
神々に唆されて、強い弓を弾いてメネラオス王を傷つけました
女神アテナの保護のおかげで、傷は軽くすみました
そこで
今までの一時の休戦も終わり
また 命懸けの戦争が始まったのです
中でも 一番目覚ましく闘ったのは
ギリシアの英雄ディオメデスでした
トロイア軍の強者たちは ディオメデスの名を聞くと
震え上がったという程の勇士です
また
トロイアの王子ヘクトルも 多くの敵を倒しました
トロイア軍のヘクトルが 城門の中へ帰って来ると
大勢の女たちが 尋ねます
「私の息子は 無事でしょうか?」
「私の夫は 生きておりましょうか」と
ヘクトルは
「神々が あなた方の愛する人を守ってくださるように
祈りなさい!」と 答えます
プリアモス王の御殿に着くと
女王のヘカベが ヘクトルを迎えます
「息子よ!
何故 あなたは戦場から戻ってきたのですか?
ギリシア軍に追われましたか?
さぁ!
ここにあるブドウ酒をゼウス様に捧げて
あなたも 飲みなさい
そして 元気をつけるのですよ」
アプロディテがパリスを助けたことで
戦争は終わりませんでした
また 長く険しい闘いが始まります
神様たちが 絡んでいますので
より複雑になってしまうのでしょう
それは
大切な人との別れもあるということです
哀しいですね(ノ_・、)