自転車を止めて、数秒間放心して。 | 壇蜜オフィシャルブログ「黒髪の白拍子。」Powered by Ameba

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夕べ都内で大雨が降った時、私は銭湯から家に向かい自転車をこいでおり、帰宅真っ最中でした。道半ば、三分の一くらいを過ぎたあたりから降り出した雨…その雨が強まるペースが早すぎたのと、雨が降る前まで買い物をしていて自転車のカゴがいっぱいいっぱいでなかなかの重さになっており、どこかに停車してレインコートをちゃっちゃと装着する機転とタイミングを完全に逃したのが重なりました。結果…自分でも驚愕するくらいずぶ濡れ…いや、びしょぬれ…いや、もう「水浸し」状態で自宅の駐輪場にたどり着いたのでした。買い物の品は自転車カゴに付いているカバーで何とか無事でしたが、自転車のハンドルにくくりつけていた銭湯行きますセット(シャンプーや下着などを入れたバッグ)と私本体は濯がれて水滴が落ちてくるような惨状。とりあえず部屋に戻り、買い物袋たちをひとまず安置。びっしょりバッグの中身を出しタオルの上に置いて乾かしつつ、自分も水分を吸いまくった服を脱いで、服やらタオルやら洗濯機に入れられるモノは入れて…「こりゃ、シャワーだ」とためらうことなくシャワーを浴びました。

 銭湯帰りに雨に降られた…そんな状況(小雨くらいのイメージで話を進めております)、普段だったら髪を拭いたらいいとか、着替えたらいいとか考えます。しかし夕べ遭遇した雨ってそんな次元ではなかったんです…パーカーを脱いだ際、フード内に水が確認出来るくらいの量溜まっていたのを見て悟りましたね。シャワー、洗濯、片付け&収納作業に追われて夜は過ぎていくのでした。あそこまで水浸しになると「早く帰りたい」的な欲や焦りも薄れ、「ひたすら事故らないように前に進む」と脳内の安全装置が率先してスイッチオンモードになるようです。「自転車をこいでいる間何考えていたっけ?」と思い返すと「急げ」とか「近道を」とかではなく、「とにかく無事帰る」でしたもの。