知人は、｢塗るタイプの湿布液｣を常備しているといいます。彼女と私は同世代ですが、彼女は私と違っていわゆるバリキャリでして、働く、家事する、ジムに通う、休日は友人や家族(所帯あり)と出掛ける、海外出張もする…という｢いつ寝てるの？｣と聞きたくなるようなスケジュールで動いている人です。｢休んでる？｣と聞いてみたら何年もこういう暮らしをしているから慣れたよ、6時間は寝るようにしてるし、たまにはご飯をデリバリーにしたり、具合悪いときとか出張中はハウスキーパーさんやシッターさんが来てくれたりするからそこまで完璧にこなしてるって感じじゃないねー、あはは、と笑って答えるのでした。その姿がより｢バイタリティ溢れてます｣感がみなぎっているように見え、ぼんやりゆっくり生活することがベースの私は、エネルギッシュな存在が眩しくて、彼女を見ながらただポカンとしてしまうのでした。
そんな彼女ですが最大の難敵が。それは肩こり。若い頃から生活を肩こりに振り回されがちだといいます。頭痛や目の疲れなどを感じる予兆としての肩への違和感が何とも耐えられないために、湿布液の定期的な使用が欠かせないとのこと。湿布液は家のあちこち、勤め先のあちこち、カバンや化粧ポーチの中にも忍ばせて｢死角無し！｣の状態なんだとか。｢風呂場とトイレにも置いてるよ｣と付け加えられ、本気で肩こり体質に挑む気持ちでいるんだこの人は…とまたもやポカンとした顔でその話を聞いてしまうのでした。ちなみに、｢トイレのやつは、他のより早く減る気がする｣という情報も教えてくれました。