判定には個人差あり。 | 壇蜜オフィシャルブログ「黒髪の白拍子。」Powered by Ameba

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四方山(よもやま)話、与太話…てっきり意味が似ていると思っていましたが、とんだ勘違いだったようです。誤用したまま対話が進んでいたり、書いたモノが誰かに読まれていたら恥ずかしいなぁと今更ながらジタバタしたくなりますが、過去の間違いなので修正しようにもどうにもできません。ああ、もどかしい。 

よもやま話の方がポジティブイメージ、与太話の方がネガティブイメージの言葉として使われていたんですね。受け取り方や交わし方によって、「その会話」がよもやま話になるのか与太話となるのかは今はいったん置いておくとして…。よもやま話は、「よもやま話に花が咲いて、ついつい時を忘れてしまった」「彼女といるとどうしてもよもやま話に浸ってしまうが、それがまた楽しい」「女主人から美味しいお菓子を振る舞われて、益々よもやま話が盛り上がった」等々、よもやまの語源にもなっている四方八方からわき出てくる楽しい、興味深い話題という意味があります。一方与太話となると、「あの人は暇さえあれば与太話ばかりして、ちっとも面白くない」「そんな与太話は信用できないから聞かない方が良い」「酔っ払っていたのか、今日は酒席での上司の与太話が止まらなかったよ」等々の、口から出任せ的な信用できないような、つまらない話をさす傾向があるようです。与太話の「与太」は与太郎という名の者が由来しています。古典落語に出てくる「失敗やドジばかりして、周囲から笑われたり呆れられたりする者」の象徴みたいな名前が与太郎のようです。確かに落語で「与太郎の奴がまた間抜けなコトを言っているよ…」みたいな台詞を聞いたことがあるような。 

しかも祖母おリュウからも、私が小さい頃、「ほら、与太郎みたいにごったらしゃっとした(ごったらしゃ→だらしないの秋田弁)格好やめなさい」と言われて服の着方を直された記憶もありまして…ここまでくると与太郎の「見た目から中身までポンコツキャラクター全部乗せ」を担っちゃってる存在に同情したくもなりますが。