よまよいえごいすと

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「エゴイストのよまよいごと」
自分の好きなモノのことを好きなように好きなだけ書いてみる。
本とか映画とかアニメとか歌とかドラマとかの感想やら妄想やら。

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小説感想は、こちらから~



私が主に今読んでいるのはSF、ファンタジー、推理、時代もの、そしてロマンス小説。


頭を悩ませることなく軽~く読めるエンターテイメント系が大好き。


特にハッピーエンドが約束されているロマンス小説は、読後に幸せ気分を味わえるのでよく読んでいます。


中には作家買い…この作者の本は出たら必ず買う、という作家さんもいます。


この↓方も、そんな作家買いしているお一人です。



胸騒ぎの夜に (二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション)/二見書房
¥900
Amazon.co.jp




以下ネタバレあります。



リンダ・ハワード 「胸騒ぎの夜に」


ライバル出現により父の遺してくれた事業が傾き、土地家屋を手放して新しい土地での再出発を決意したアンジー。

経験値の高さには自信があるものの、ハンティング・ツアーのガイドとして、女の自分と軍隊あがりで見るからにタフガイのデア・キャラハンと、客がどちらを選ぶかは考えるまでもないことだった。

おそらく最後の客になるだろう二人組をつれて山へ入ったアンジーは、そこでクロクマに殺され食べられた男性の遺体を発見し、ツアーの休止を客たちに告げる。

その夜、争う二人の声を聞きとがめたアンジーは客の一人がもう一人を射殺する現場を目撃してしまう。

自身にも向けられた銃口。嵐の襲来。凄まじい雷鳴と豪雨の中、殺人犯から逃れようとするアンジーの前に、血の臭いをかぎつけた人食い熊が現れ……


 

…というお話。



殺人の目撃者となったヒロインが、口封じを目論む犯人と、人食いの味をしめたクロクマのどちらからも逃れるため荒れ狂う雷雨の中を決心の逃避行をはかるも、足を挫いてしまい絶体絶命のピンチに。

そこへ白馬に乗った王子様ならぬ荒馬にのったヒーローが現れて……というお姫様救出系ロマンス。


面白かったですよ~


久々に、何度も繰り返し読める面白さでした。

 

 久々、とつけてしまうのは、前作とその前のがあまりにも面白くなかったからなんですが(あくまでワタシテキには、ですけど)



リンダさんの作品は、とにかく、地に足のついた人間としてキャラクターがきちんと肉付けされているところが魅力なんですよね~


日焼けした肌、荒れた手、太い骨にしっかり筋肉がついている男性を書くのがすごく上手い。

女性は女性で、しっかりした信念と気概を持ってどんな困難にも立ち向かっていくタイプを書かせるとすごくリアルで、巧い。


男性も女性も確固たる自我を持っているので、当然ながら衝突もするし、互いに惹かれあったり反発したりしながら気持ちを通わせあっていく課程をわくわくしながら楽しめるわけですが、キャラクターに派手さがない分、ストーリーの方向性や盛り込まれるエピソードがつまらないものだと、お話自体が一気につまらないものに感じてしまうのがネックなんですね~(^^;


今回は、その点、うまく配分されていて、はらはらどきどきわくわくしながら最後まで楽しく楽しく読めました。


(一部グロイシーンがあるので、そのあたりは想像力をいっさい働かせることなく、さくっとスルーしましたけど)


血生臭いお話が苦手な方にはちょっと不向きですが、そのあたりにスルースキルのある方にはオススメの一冊。


くどくどしい陰謀とか複雑な人間関係とかは一切ない、ロマンス部分はすごく単純明快な上、400頁強というお手頃なボリュームのお話なので、簡単に読めるスナックのようなロマンス小説を探していらっしゃる方は、ぜひ、どうぞ♪