今日は仕事での話。



一戸建ての話ですが、多くの場合、住宅地として造成され、

家が建てます。



昭和の50年代頃までは土地も割りに広く、庭があるところも

多いですね。




そこで、よくある話ですが、


大工のおとうさんのよもやま話

こんな風に、床下換気口が土に埋もれてませんか?



これ、中から見ると、


大工のおとうさんのよもやま話

こんな感じ。


中のほうが深いんです。


家を建てた後から庭に土をたくさん入れると、どうしても庭のほうが高いんです。


で雨が降ると、当然床下の方へ水が来ます。


大工のおとうさんのよもやま話

基礎の周りは、基礎工事のときに一度掘り返してるので、軟らかいんです。


大工のおとうさんのよもやま話

あちゃ~あせる

水が溜まってますね。


この状態で新しく床組みを作っても、また端っこは沈みます。

水はこの隅っこだけにあるわけじゃなく、

この水位まであるんです。

この部屋の中に。



こうなると、家のためにもこの部屋の中をコンクリートで

べったりと固めてしまうほうがいいと思います。


ここのお宅もそういう事になりました。


それと、換気口の外に溝か、会所を作って、雨水が部屋の中に

入らないようにする工事もいりますね。



後、湿気が多いと・・・


大工のおとうさんのよもやま話

このミミズみたいなの、何だと思います?


これは、シロアリのトンネル通路です。

シロアリはたとえ床下でも光が嫌いなので、

専用のトンネルを作って、柱や、土台などの木部まで行きます。


床下でこういうのを見たことがあると要注意。

二階からの雨漏りなど、湿気があると、柱の上の梁まで食べちゃいます。



大工のおとうさんのよもやま話

こんな感じで、年輪の軟らかい部分を食べちゃいます。

松や、杉は柔らかいので特にボロボロですね~。


上の写真は松ですね。



これから雨の多い時期になる前に、家の周り一度チェックしてみてください。


雨樋が詰まってると、壁の中に水がしみこんで、同じようになっちゃいます。



みんな、気をつけてねぇ~叫び



ペタしてね