治療のご感想をいただきましたので、
御紹介させていただきます<(_ _)>
担当させていただいた こちらの患者さんは、
食べ物が挟まることが主訴でした。
挟まった原因を探っていくと、
噛み合わせの問題点と一致していたので、
一番奥とその手前の歯２箇所、
調整させていただきました。
以下、いただいたご感想です。
・・・・
この度は親切な説明ありがとうございました。
歯の調整中に何となく「肩こりが楽になったかも？」と感じました。「でもそんなに急に直る訳ないし、そもそも治療椅子に寝そべっているから、あまり凝り自体を感じないのかも…きっと気のせいだ。」程度に思っていました。
しかしその後も※※に帰るまで、観光がてら愛媛・香川・徳島・淡路島と、長時間ドライブして回っていても、いっこうに肩こりを感じず、歯の調整でここまで変わるのか！と改めて驚いた次第です。
また折を見て定期検査に伺います。
この度はありがとうございました。
・・・
術者としても、患者さんが少しでも楽になったと言って下さると
嬉しいですし安心します。こちらこそ、ありがとうございました
治療数日後のご感想には、
主訴の改善については書かれていなかったので
改善の有無に関しては不明ではありますが、
今回は歯に物が挟まる原因を取り除いた事で、
結果的に意図しなかった全身の問題が改善されました。
長年、肩の筋肉を緊張させる程の力が
部分的に加わっており、
削ることで歯の揺さぶりがなくなれば
、
恐らくですが、物が挟まる症状も
落ち着いていくのではないかと思います。
(参考)
①割り込む力と食べものの詰まりやすさ
②歯と歯の間に物が挟まるのは何故？
③歯と歯の間に物が挟まるのは何故？
今回、噛み合わせの調整をさせていただいたように、
自然歯科では最小限の治療を大切にしつつ、
噛み合わせの大切さをお伝えしています。
｢最小限の治療が望ましいならば、
噛み合わせの調整が何故、必要になるの？｣と
ご質問をいただくことがあります。
私も当然含め、
歯医者には虫歯を治す事が出来ないこと、
患者さんの生命力、全身を流れている血液が
病気を治していることを、深くご理解いただけたときに、
初めて噛み合わせの大切さも御理解いただけるのかもしれません。
今回の患者さんではないですが、
気づかない間に起きている肩の筋肉の異常は、
単に身体の使い方や、年齢のせいなのでしょうか？
身体を開いて骨を削ったり、筋肉をそぎ落とす機会は
通常はまず、ありません。
ですが、９９％の人が、虫歯になった場合等に、
歯を削り、抜き、被せ、繋げ、並び替えています。
身体の中で多くの人が、手を加えている部分が、
唯一❛歯❜と言えるのではないかと思います。
骨格を変えれば全身のバランスが変化しますが、
歯をいじってきている人の場合も、同じように
バランスが変わり、知らない間に歪みが蓄積されています。
このことが、歯の問題や全身の問題に
少なからず影響を与えていると感じています。
身体の他の部分を殆どいじっておらず、
口の中で不調和が生じたことが確認出来る場合、
噛み合わせの調整をすることで、
不調和を整える方向に向かわせる
‘きっかけ作り’をしています。
血流を悪くし、病気になった歯が休めないような噛み合わせの不調和があるならば、まず、少しでも調和に近づけた上で最小限の治療をした方が、生命力が正常に働きお口の中の問題も治りやすくなるのではと考えられます。
当院では噛み合わせを大切に考えて、噛み合わせを大きく変化させる金属交換は、すすめていません。
殆ど歯を治療していない方や子供さんの場合、噛み合わせの不調和がそれ程ないため、調整さえも不要になり、理想的な最小限の治療で済むことが多いです。
魔法のように病気が
最小限のお手伝いで勝手に消えるということはなく、
治りやすい環境を整える努力が必要です。
出来るだけ最小限に噛み合わせの調整をしたり、
調整をしない場合も(調整をした場合も勿論)、
患者さん自身が歯と身体と心を休めることが、
治るために必要な条件です。
当院では、必要と思われる場合に調整のご提案をし、歯科治療は２人３脚である事、自分で歯を休めることの大切さをお伝えし、最小限の治療を行うように心がけています。調整や治療も、診査の上で患者さんに鏡を見て頂き御説明をしながら、患者さんの了解を得た上で治療をすすめています。
いじればバランスが変わります。臨床を通しても、そのリスクが決して低くないと感じるからこそ、次の世代では、子供も大人も両方とも、自然の歯の形、固さ、並びが残っていることが、常識であってほしいと願います。
今回の患者さんの例ではないですが、
部分の問題は、全体の問題の現れであることが多いです。
長文にお付き合いくださり、ありがとうございます
poi
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