『歯の治療をしなければ』と考えておられる貴方へ
市波治人先生からのメッセージ
一寸お待ち下さい。歯をいじるということは慎重の上にも慎重を期さなければいけません。
私は、10年ほど前に「歯とからだ」という本を自費出版しました。
内容は、歯とからだ(全身)と深くかかわっていることについて述べたものです。
この本を読まれた全国の読者の皆さんから、お電話やお手紙をたくさん頂きました。
以前は歯は口の中だから、全身各部とは関係ないかのごとくに思われていましいた。
この点について、同じく私の「顎変位症」(1992、6、20刊)という本の序文で、
大阪大学歯学部丸山剛郎教授は次のように述べています。
いつから歯科医学はその教育システムを含めて一般医学から分離独立してしまったのだろうか。
私達の身体は一体のものであり、歯科すなわち口腔の分野のみが他の部分と分離独立しているわけではない。
形態的にも機能的にも一体のものである。
しかし、歯科医師も他の医師も、国民、患者も、別のもののようなとらえ方をしている。 長い間この状態が続いてきた。
そして歯科医学、歯科医療と一般医学、一般医療との間に大きい大きい溝、いや壁と言つた方が適切かもしれない、が出来てしまった。
この壁の為に、今この現在、大きな疾患がほとんど未解決、いや手つかずのままで放置され続けている。
そしてこの大きな疾患が幸わせな現代生活を営む上に一つの障害としてクローズアップされようとしている。
認識され、認知されようとしている。
その大きな疾患というのは本著著者のいう『顎偏位症』である。 本著を読んで頂ければ、この耳なれない病名?が読者あるいは周囲の方々が悩んでおられるもろもろの症状と合致し、納得されるでしょう。
そして、これが歯科疾患の一つであることを知り、大いに驚かれることでしょう。 この疾患は文明病の一つであり、しかも急増している。
(序文より抜粋)
少しは理解していただけるかと思いますが、歯をいじることで上顎と下顎の大切な関係が狂い、全身的な症状が出る場合があります。
一度この症状が出ると、治すのは実に大変なのです。以上の意味から、歯の治療にとりかかる前に是非とも「歯とからだ」「顎変位症」を読んでほしいのです。
つまり、何十万、何百万、と使う前に歯をいじる事の大切さを判ってほしいのです。
病気になる前に注意してほしいのです。
過去11年間ほどの間に、私のもとへ届いた苦情や相談の中で、
ブリッジをされたあと大変困っている--という方が最も多く、 つぎに矯正・インプラントをしたあと身体が悪くて困っている--とつづきます。
その大変さと云ったら実に大変な状態なんです。お気の毒でなりません。
何卒、本を一読下さり、貴方様が顎変位症になりませぬよう、心からお祈りいたします。
【本当に、一本の歯が一生を狂わすのです。】
市波治人
http://sizensika.sakura.ne.jp/iti.html
先日いらした患者さんも、前歯が4本繋がったブリッジでしたが、唇を噛んだりしてどうにも気持ち悪くてしょうがないとおっしゃっていました。
歯は本来一つ一つばらばらに出来ていて、無理が来たら動くように磨り減るように出来ています。
前歯のブリッジの他、奥歯もたくさん人工的な歯が入っていて噛み合わせが不安定になり、顎も自由に動けませんでした。
噛み合わせの不調和も前歯の気持ち悪さを生じさせている原因と思われます。
全体の噛み合わせが不安定な状態で、部分だけをみてブリッジを外すと原因が残ったままなので、症状はさらに悪化する可能性があります。
市波先生がおっしゃられるように、歯を治療すると言う事は、慎重に慎重を期さなければなりません。
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