今日の朝いちの患者さんはsizのお母さん(siz母)でした。
siz母の主訴は、
・両奥歯でものが噛めない
・下の前歯の歯茎から出血する
・右奥歯が痛い
等々
身体全体のバランスに注意しながらほんの少し調整を行いました。
一本の歯の、減らない金属をちょこっとだけ調整して、それら歯全体のバランスを考慮した上で両奥歯の調整をほんの少しして、数㍉の小さな穴にセメントを詰めて、本日のsiz母の治療は終了です。
お昼にきゅうりのきゅうちゃんが食べられる様になったと言っていました。
前回の来院の時は、左奥の詰め物が一部欠けたということでしたが、siz母はそういった噛み合わせのほんのわずかな変化が体調に出ます。
前回の治療後ラクになったと言っていましたが、
siz母を診ていると、歯が、身体にもこころにも影響するのだなぁとつくづく感じます。
siz母に限らず、患者さんの診療を通して、ほんのわずかな調整で歯の痛みがよくなったり、しみなくなったりするのだと実感する毎日です。
と言うことは、その逆もあり得るのだと思います。
必要最小限の治療が一番
春から時々自然農の体験・見学に山梨県は‘野風草’さんに伺っています。そこで教えてもらったのですが、草刈りをするときにすべての条間(すじま;作物を2列以上蒔いたときの列と列の間)の除草をすると、環境の変化が大きすぎて、野菜達にとってよくないそうです。そのため、自然農で草刈りをするときは一列おきにするのだそうです。
なるほど。と思いました。
私達の歯の治療も、
一本、一本。
身体の変化にあわせて、自然の変化にそって、ゆっくりゆっくりが大切だと思います。