昨日は早朝4時に目覚ましをかけ、夜明けとともにヨモギを摘み、黒砂糖と塩とニガリで漬け込むというヨモギ酵素作りをしました。

夜明けに摘むのは、ヨモギの爆発成長点を最大限に活用するため。摘んだら1時間以内に漬け込まねばならないとのことで・・・「ヨモギさん、ありがとうね、ヨモギの力を貸してね」と声をかけながら30分ほどの間に約1㎏のヨモギを摘むことができました。


阿波神山 momのスローな暮らし-ヨモギ酵素



この日はなぜか俄然やる気が出ていて、冷凍保存していた米糀を全部使い切って味噌を仕込もう!と思い立ち、4.5kgほどの糀に対して5kgの大豆を水に漬けました。(私の場合、たいてい5月あたりになってしまう味噌作り・・・寒いとどうにも動く気分になれないんです)

午後になって豆がすっかり水を吸って戻ったので、大型の圧力鍋3つ分を順次薪と炭で蒸し煮しましたが、これがなかなか時間を食う作業で、結局終わったのはなんと夜中の3時でした~。(なんと23時間起きていたのです・・・)


阿波神山 momのスローな暮らし-大豆加熱

          (左は薪を使ったキッチンストーブ、右は備長炭と消し炭利用の七輪)

阿波神山 momのスローな暮らし-今年の味噌

          (これで約10kgのお味噌になります! 1年使って十分余ります)


阿波神山 momのスローな暮らし-去年の味噌かぶせ

          (今年の味噌の上から去年の味噌を薄くかぶせて味噌蓋にします)


途中で、前日の草刈りのとき集めた椿の花びらを煮詰めて染液を作ったり、発芽玄米や発芽大豆(これでお豆腐を作ります)を仕込んだり、炊き上がったやわらかい大豆の一部を納豆にしてみたり、火の番をしながら外キッチン周辺の草を刈ったり、中身が丸見えのコンポストに板壁をつけたり、まあ我ながらよく働いた一日だったと感心したりして。


阿波神山 momのスローな暮らし-椿染液
          
          (椿の花びら。奥は煮詰めたもの。手前はまだ美しい生の色です)


阿波神山 momのスローな暮らし-コンポスト板壁

          (コンポストの壁を取り付ける前の姿。外でご飯食べるとき気になります)



これはほんの序章で、これからやらなきゃならないこと、やりたいことが山ほどあります。原発事故の影響で、外に出られない日もあったりするものですから、貴重な時間を大事に大事に使わなければ・・・と考えるようになったことは不幸中の幸いなのかもしれません。

ヨモギ酵素も味噌も、発酵食品の力が放射能対策に役立つからというので背中を押された感もあります。やろうやろうと思いながら後回しにしてきたんですよね。

私の場合、寒さが苦手で『寒仕込み』がどうしてもできないんですよね・・・その上4~5月はなぜか気が重い時期で、毎年だいたい5月の終わりから6月にかけてようやく味噌を仕込むのが習慣になってしまっていました。今年はギリギリ4月中にできたなんてたいしたもんです!

この調子で気がかりだったあれこれを片付け、自分らしい毎日を取り戻したいと思っています。