今夜(5/23)、20時から内田前監督・井上コーチの会見を観ましたが、昨日の宮川選手の会見と比べ物にならない
会見だと感じましたね。
どちらの会見内容を信じるかは、大半の方は宮川選手の会見内容を信じると思います。
今日は、これが大人の会見かと感じた内容でした。
さて、宮川選手の会見ですが、
まず彼の勇気は称えられるべき。
多くの場合、自己正当化に走り、または組織防衛に走り、真実を語ろうとはしない。語ったとしても、時間が経ってから、という場合が多いでしょう。
でも彼は事件からそれほど時間をあけずに公の場に姿を見せ、実名と素顔を晒し、自己正当化せず、ありのままを語った。
逃げずに記者会見に臨んだ。
これは賞賛されるべき行為です。
と同時に、やってしまったことの責任はとらないといけない。
被害者側が被害届を出している以上、彼は刑事責任に問われるかもしれません。
もちろん最大限の配慮はしてあげてほしいですが、
彼の「悪質タックル」で怪我している人がいるというのは事実ですから、それはそれ、です。
記者会見を見る限り、分別のある青年です。
むしろとてもしっかりとした20才の青年だとも思います。
なぜそんな彼があのような危険な行為に及んだのか
企業の中で上司の命令で不正行為に手を染めていく従業員の様に、
彼を追い詰めたメカニズムは、同じようなものかもしれません。
どうすべきだったのか
そしてどう償っていくべきなのか
彼はこれから重い十字架を背負って生きていくことになると思います。
だからこそ前途ある若者である彼をそこまで追い込んだ監督やコーチの責任はきっちり問われるべきでしょう。
真実を語るべきでした。
道義的に、だけでなく、刑事責任も、です。
民事責任の追及も検討すべきだと思います。
日大は組織防衛に走っているようですが、勘違いも甚だしい。
見苦しい言い訳をするのは、被害者にも、そして関西学院大学にも、
さらには勇気を振り絞って会見に臨んだ宮川選手にも失礼な、極めて内向きの対応です。