いつまでも越えられないのが亡き父親の生き方や人間性です。

口数少なく、威張る事なく、優しく、誠実、出世も望まず、いつも機嫌が良くと。本当にそうでした。

警察官(私がなっていれば三世代でしたが‥)というより、いわゆる昔の「おまわりさん」的で誰に対しても親切でした。

私が小学生の頃は朝の5時くらいには、父が自転車に剣道の防具を載せてくれて、まずは町の剣道の道場に行って稽古をつけてもらってから学校に行ってました。

不思議と厳しくされているとは思わず、それが当たり前だと思っていました。

父の威圧感のない優しさのおかげだったかもしれません。

 

今は何かと言えば、〇〇ハラスメントとか聞きますが、ベースに愛や優しさがあるかどうかでハラスメントなのか鍛えてもらっているのかは大きな違いがあると思います。

何でも自分は被害者と言う考え方はある意味卑怯だと思います。本当のところは自分自身が分かっているはずです。ら不都合さを乗り越える方法を考えるのも一つの学びだとは思います。

 

 

社会人になり40年、何度も人生の危機がありましたが、どん底に来たなと思う時は、いつイエローハットの創業者の鍵山秀三郎さんの本を読んで、心の支えになってもらいました。

たとえ、相手に顔にツバを吐かれても、じっと乾くまで待つ精神。

社員が人身事故など起こした時は、真っ先に被害者のところに駆けつける。

部下任せにはしない。

会社のトイレ掃除も決して強制せず、社員が自然と取り組むまで黙々と10年間を費やす。

そんな鍵山社長が、会社にとって売上げが大きなウエイトを占める会社との取引をやめた事があった。その会社の社風が悪く、その取引先に営業に行った社員が皆暗い表情で戻ってくる。

たとえ大きな取引先や売り上げを失っても、頑張ってくれている社員の人間性が歪む事の方がもっと大事だとの判断だったそうです。

 

会社の半分以上を占める売り上げは一時的に失いましたが、社員も社長の気持ちを受け止め、新たな取引先を開拓して健全な会社にしていったとのこと。

損得より、うそかまことかの判断をされる素晴らしい方だと感じます。

なかなかできる事ではありません。

 

今の政治の世界はその真逆になってます。普段選挙に行かない方が自分なりに考えて動くことこそ、大きなお仕置きになると思います。

私も政治の世界は大嫌いです。だからこそ選挙に行くようになりました。無責任はやめようと。

 

 

本日も宜しく最後までお付き合いいただきありがとうございます。