仕事が疲れた
前に映画館で妹と号泣しながらみた
火花をひとり暮らしの部屋でひとりでみた
先輩として譲らないのは奢ること
同棲をしていて結婚も考えていた
彼女は結婚したかった
神谷さんもしたかった
だけど彼女は待てなかった
芸人で輝くのは1部で
裏では俯いて煙を深く吐く
権力者有力者の発言で
弱者はつぶされる
干しっぱなしの洗濯物
夜更けに思いつくこと書き記したノートを読み返す徳永
嫌いなやつがどんどん先をいく
目につく嫌気がさす
恐怖に勝たなくちゃ
彼女はお金のない神谷さんの為に
風俗で働いていた
その後すぐ彼氏ができてしまった
最後の漫才のシーン
徳永がやりたいようにやって反対言葉で
客を泣かすスパークスのラストライブ
不動産さんに転職して
街中で見かけたマキさんは子育てをするママだった
それが微笑ましくみえた
借金に追われて音信不通になった神谷さんと通ってた居酒屋でひとりで鍋を食べる
久しぶりに連絡が来た神谷さんは
笑いをとるためにシリコンをいれてFカップになっていた
ジェンダーに悩む人を想って
その面白さがわからないと怒る徳永
10年前に出会ったふたりは
出会ったきっかけの熱海の居酒屋で楽しそうに呑んだ