真冬の釣行記(前編) | Makoto OFFICIAL BLOG

真冬の釣行記(前編)

真冬の釣行記(前編)



2007年1月21日、今回訪れたフィールドは、高知県の南西部、四万十川のとなりを流れる、


「中筋川」


である。


魚影も濃いし、釣れればデカいタイダルリバーである。


プロや業界人も今だに多数訪れる、もうメジャーとも言える川である。


と言っても冬となるとかなりきびしい。


「やらないほうがいい」という人もいる。


この時期はヘタしたらプロでもアブレてしまうフィールドである。


釣り当日の天気は予報ではくもり~晴れというところ。


朝一の空はくもり気味だった。


川のスロープに到着。


トレーラーをつけた車があった。


先行しているボーターがいる。


冬でもメジャーフィールドは人気である。


ジョンボートを降ろし、川に浮いたのはAM8:00。


船を降ろして間もなく、別のボーターがやってきた。


これで俺たちを含めてボーターは3艇になった。


エレキで船を進める。


中筋川独特の景色が広がっていく。


今日の中筋川の水面は、とても穏やかだ。


この川は素晴らしい。


この川にはいたるところにボラやカニなどの栄養豊富なベイトたちが・・・


どこにもおらん!


なんだ!?この生命感の無さは!?・・・


洗濯するおばあさんすらいない(そりゃ別にいなくていいだろ)


まあ冬だから仕方ない。


割とディープにいるんだろうと気を取り直してシャッドプラグを結ぶ。


まずはスロープ付近の橋脚やテトラやチョロチョロインレットを攻める。


キャスト~チョンチョンとトゥイッチ、ポーズ、またトゥイッチ・・


ここで少し話が変わりますが、トゥイッチとかジャークとか、バス釣りにはいろんなテクがありますね。


その中に、「シェイキング」っていうのがあります。


竿先を小刻みに震えさせてルアーやワームをブルブル震えさせるテクニックです。


このテクを日本で流行らそうとしたのは、みんなご存知、「村田基」さんです。


このテクがまだ「シェイキング」と呼ばれる前、彼はこう言っていました。


なんかルアーをブルブルさせるから





ブルブリングにしよう。


って。


ブ、ブルブリングって・・・


でもこの名前は却下されました。


却下したのはあの田辺哲男さんです。


「そりゃ 変だろ」


って。


そしてあっけなく田辺さんに「シェイキング」へと改名されました。


こうして「シェイキング」は生まれました。


めでたしめでたし。


・・・話を戻しましょう。え~っと何だっけ?シャッドプラグをブルブリングさせたら「ゴン!」と強烈なアタリ!8時間の格闘の末、水中から上がってきたのは、なんと村田基さん!


村田「フィーッシュ!やりぃ~!今日は釣られちゃったぁ~!」


じゃなくて217


ここからマジ話。


シャッドのトゥイッチとかには、バイトが無い。


他にもシャッドを川のど真ん中付近をドラッギングさせたりジグをカバーに打ちまくったり、いろんな攻め方を試したけどノーバイト。


エリアを変えることにした。


AM9:00頃、少し下流にくだり、水門が見えてきた。


水門の手前のエリアをカットテールのダウンショットで底をズル引かせながらドラッギングしていく。


エレキのスピードは「1」。


ところどころでトゥイッチをくれてやる。


するとバイト!


上がってきたのは、


PA0_0016.jpg


このナイスコンディションの30cm前半ぐらいの冬バスだ。


とりあえずこれでボーズはまぬがれたが、例え冬でもこんなんじゃダメだ。


45クラスは釣らねば・・・


次第にMakotoが本気モードになっていく。


下流に希望を求め、激浅エリアを超え、船は進む・・・    後編へつづく