2015/1/9 橘菊太郎劇団@梅田呉服座 ① | sixi。

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お芝居「鶴八鶴次郎」


鶴八:小月きよみ
佐平:橘小次郎
鶴子:條かずみ
小鶴:北條充季
伊予善松崎:橘良二
場末の寄席小屋主人:五條ひろし
有楽座支配人:水城新吾

鶴次郎:橘大五郎

*舞台上から主な配役のみ


鶴八鶴次郎 の二人は 有楽座の舞台で
見事復活を遂げたというのに、
鶴八を堅気の安定した生活に戻すために
鶴次郎がワザと喧嘩を吹っかけ
見事その目論見通りに二人は喧嘩別れ・・・
という結末。





ワタシがこの 鶴八鶴次郎 を見たのは
たぶん2年ほど前(?)によその劇団で1回と
今回とで、合わせて まだ2回め。
他にはネット上のどこかのサイトで
さらっと あらすじを読んだことがある程度。

で、今回の舞台を見て 初めて感じたことが少し。
松崎と一緒になって舞台から遠ざかってる間に
実際 鶴八の腕は鈍ってしまってた。
そのことに、実は鶴次郎は
気づいちゃったんじゃないですか?

つまり、復活公演の舞台で
仮に 鶴八が昔通りの あるいは昔以上
(を期待させるほど)の
腕前を披露できていたならば、
話の結末は また変わってきてたかも・・・
という気がしないでもない。

賢い相手に向かって「バカ」と言えても
バカに向かっては「バカ」と言えない
なんてことがあるでしょ?
上手な鶴八に向かってだからこそ
あ~だこ~だと(難クセともとれるような)
注文を毎度のようにつけてしまい
結果、喧嘩を繰り返す・・・
というのがお芝居前半の二人。

だけど、復活公演後に
「やっぱブランク感じるよ。」←こんなセリフちゃうけど
と言い放った鶴次郎の言葉は
あながち言いがかりでも何でもなく・・・
だからこそ、それを告げる鶴次郎は
この上ない辛い思いに苛まれ、
だけど その辛さを振り切ってまで
酷い言葉を浴びせかけて 涙ながらに引導を渡し
絶頂期の鶴八鶴次郎を封印しようとした
・・・鶴八への思いと共に。

「愛する人を 芸の世界で辛い思いをさせたくない
 故に自ら別れを切り出す」
という屈折した思いと
「腕前が鈍ってるという事実を面と向かって伝える」
という辛さ。

この二重苦でグルグル巻きになってる
鶴次郎さんの姿に、
見てるワタシたちの胸も三重四重に
グルグル巻きにされちゃって、
もうど~にも こ~にも! というワケなワケ。

・・・考えすぎかなぁ。(笑)






それから・・・
やっぱ、小次郎さんには落ち着いた役が似合ってる。
あの地を這うような演技とセリフは
小次郎さんじゃないと・・・って感じが、
このお芝居でも ありありと。


そうそう、北條充季ちゃんの小鶴ちゃん!
ひと筋で無垢な感じがとっても良かったニコニコ
送り出しで伝えたかったんだけど、
ほかのファンの方と長く話してらしたので
結局伝えられず終いだったのが心残りでした。。。