韓国自転車旅の思い出 その7 済州環状自転車道(2016/9/9〜10) | siwonhaerin51のブログ

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51歳で始めたサイクリング。その自転車旅の思い出を伝えていこうと思います。韓国単身赴任の週末に暇つぶしで始めたサイクリング。ダイエット、気分転換から、サイクリングの楽しさに取りつかれました。これから、日本中、そして世界を自転車で旅したい。

ちょっと昔の韓国の自転車旅の話題です。

興味持つ友人もいるので、そのうちまた行きたいと思い、記録と記憶を整理しています。走行ログは以前Runtasticで保存していたデータをStravaに移していました。写真はGoogle Photoで保存していて、位置座標を地図で見れて、時期の検索もできるので、どう移動したか、思い出しながら整理出来ました。
ただ、時間経っているので、道路や街も結構変わったかもしれないし、記憶違いが無いとは言い切れないのですが。
 
その7は⑦の済州環状自転車道(제주환상자전거길)の旅を紹介します。
 
 
韓国の自転車道走破の認証書はソウルからプサンまでの国土縦走と4大河川そして、その他の自転車道を全て走破すると最後のグランドスラムなる認証賞をもらえます。東海岸の自転車道も走ったので韓国自転車道のパスポートで残りは済州島だけになりました。
 
これまでバスを使って韓国内を移動してきたのですが、チェジュ島にはどう行くのが良いか色々調べたのですが、名案を思い付きませんでした。そこで、韓国で自転車買った近くの日本語のわかる社長さんの店に行って相談しました。すると、自転車の往復の輸送をしてくれるとの事。送料は往復で約2万円。相談した社長さんの店(Trek Store)から済州島の知り合いの店(Trek Store)に送って、済州島一周した後に、また送り返してくれるとの事。輸送にあたっては、多少ばらして送るのですが、現地セットアップと、戻ってからのセットアップの料金も混みということで、お任せしました。
 
飛行機はチェジュ航空で予約しました。当時片道日本円で6000円ぐらいだったと思います。金浦空港の国内線ロビーからの出発でした。韓国は小さな国で、これまで国内の移動は全てバスだったので、国内線のフライトは少ないと思っていたのですが、出発当日金浦空港で驚きました。
 
 
上の写真は、出発時の金浦空港の国内線の出発案内ですが、ヨス行き1便の他は全てチェジュ空港行きです。それも5分毎に2便ぐらいの頻度です。手荷物検査済ませて中に入ると搭乗ゲートの所は、バス乗り場の様に出発直前に開き、あわただしく乗客が登場していきます。
 
 
到着したチェジュ国際空港は、中国からのフライトもあわただしく到着していて、ものすごい人でした。これまで、仕事や旅行でいろいろな所に行きましたが、こんなに人が多くて、うるさい空港はありませんでした。空港から、自転車を送ったTrek Storeに行くと自転車セッティングされていてすぐ出発できました。チェジュ市から反時計回りの自転車旅です。
 
 
チェジュ空港のすぐそばの龍頭岩という観光地の最初の認証センターです。龍の頭の形をした奇岩のある所でしたが、写真スポットは観光客が多すぎて身動きとれない状況でした。自転車の私は自転車おいて見に行く気になれず通過しました。韓国の人ではなく中国人だらけという印象でした。この近辺は中国語の看板が多く、中国にきている印象でした。
 
 
 
 
40キロぐらい走った「済州月令里仙人掌群落」の付近の写真です。野生するサボテンの群落地だそうで、花も咲き美しかったです。また、チェジュは風の島として有名だそうで、海上にもたくさんの風車がありました。幸い今回は風が強くなかったので快適なライドを楽しめました。
 
 
そして上の写真が済州島の一番南端のあたりを東側にまがっていくあたりです。山になっているのが松岳山(ソアクサン)と思います。
 
 
この後は西帰浦(ソギポ)まで済州島の南岸を東に走りました。目の前に見えるのは東シナ海です。このあたりの海岸線は岩場でした。済州島=リゾートというイメージは済州島の南側のイメージでした。
 

 
この写真はソギポの中心にある通りですが、イ・ジュンソプという不遇な画家のゆかりの地で、生誕100年の記念で様々な催しものがあるようでした。直前にソウルの美術館で特別展覧会が開かれいて、作品や、家族との手紙を見て、涙ぐみ感動しました。日本で美術を学び、奥さんも日本人ですが、戦争で引き裂かれ不遇な最期を遂げた人です。彼の牛の絵は、韓国人で知らない人はいないと思いますし、日本人も見たことがあると思います。
 
 
 
2日目は朝から快調に走り始めました。走り始めて34kmの所が表善(ピョソン)海水浴場でした。
 
 

 
写真の様にきれいな砂浜で南国情緒あふれるところでした。
写真撮り終え、トイレ休憩、給水して出発しようとした所、パンクしている事に気づきました。
 

これまで一回もパンクの経験なく、油断していました。スペアのチューブや工具は持っていたのですが、空気入れを持ってくるのを忘れていました。コンビニとか近くの店にも空気入れは無く、どこかの町までタクシーで移動しないといけないと思っていたら、韓国のサイクリストが声をかけてくれて、助けてもらいました。済州島のトライアスロンクラブの方々でした。
 
 
コンビニでお礼に何か簡単な食べ物をおごろうとしたのですが、逆にごちそうになってしまいました。韓国では、いろんな人にやさしく親切にしていただきました。感謝です。
 
 
済州島の東端のあたりです。正面に見えるのは牛島(ウド)です。ソウルのスーパーで済州島のみかんが良く売られていましたが、ここでもみかん売りのおばさんがいて、給水がわりにみかんを食べました。これが、おいしかった事!
パンクした近辺からこのあたりは砂浜多く、海辺にはおしゃれなカフェあり、海ではサーフィンする人々をみました。
パンクしましたがあまり時間のロスは大きくなく、ほぼ予定通りチェジュ市の自転車屋(Trek)に自転車を預け、ソウルへの帰途に着きました。