最近大阪に行くことがありまして。ギターを買いました。AriaProⅡのPE80です。
まずは出会いから。
僕は今はしがない地方民で、県内にはギターの量販店がありません。隣県にはありますが、子供も小さく、気軽に高速に乗って。。。とはなかなかなれないので、デジマートになります。
何本かウォッチリストに入れていた中で、どうしても現物を見たかった内の一本が今回の白いPEでした。あまり白とか黒とかのギターが好きではなかったのですが、シルバーとかは好きなので、パールホワイトがどの程度パールなのか気になりましたし、写真ではものすごくかっこいいんですけど、以前東京のリサイクルショップで見たPEがめちゃくちゃしょぼい空気を醸していたので、現物が気になっていました。ざっくりジャンル分けすると『薄型のレスポール』ということになります。薄型のレスポールがけっこう嫌いなので、果たして通信販売で買って満足出来るか、という不安もありました。
PEに関しては、良いイメージも悪いイメージもなく、
○昔は売れていた
◯レスポールシェイプ的な見た目
◯RAZORの剣が使っている
くらいのイメージでした。RAZORはかっこいいですよね！
で、まあ、以前のエントリーにも書いたんですが、運転にめちゃくちゃ苦労して山野楽器西宮ガーデンズ店になんとかたどり着き、店を見渡すと。。。
ないじゃないですか！サンバーストのはあったんですけど。サンバーストはなー。。。なんか、レスポールシェイプを見慣れてるせいか、ポリ塗装のサンバーストって、ツヤ感と色味が合ってないような。。。思ったより赤が明るくて、価格よりかなり安っぽい感じに見えましたね。というか、色味や伝統的なチェリサンのギターをGibsonやEpiphone以外で買う意味をあまり見いだせないというか。。。まあまあ、ケンカ売ってんのかと思う前に、自分のお気に入りのメーカーに対する偏愛を思い出してくださいよ。あるでしょ？なんかかんかが。ギター好きな人ほどあるでしょ。
で、がっかり。。。いつもなら、売れちゃったんだなー、くらいにしか思わないんですが店員さんに聞いてみることにしました。このお店、楽器店が集まった街からけっこう離れてて、ここに来るために、何個かまわりたい店をあきらめてたんですよ。（運転がうまくいかず、時間を食ってしまったので。。。）なんか食い下がりたい気持ちになってしまいました。
聞いたら、ありました！白は照明で日焼けするから、店頭に出してなかったんですって。いいねー。なんか、この『掘り出した感』、たまらないね。お買い得中古を見つけた時とも違う感じですね。
Blackstarの小さいアンプで音出しをさせてもらったんですが、指で弾いたのもあり、めちゃくちゃ丸い音でした。僕はレスポールを弾く時、右手が当たるのでほとんどフロントしか使わないんで、今回もそうしてしまったのもあるかも知れません。それにしても丸く、ほとんど高域が出ていないと感じてしまいました。低音が強いわけでもなさそうでしたし。
とりあえず言葉を選びつつ。。。
「かなりメロウな音ですね」
と投げてみると、もともとオープンタイプのハムバッカーがついていたのを、Ariaの倉庫だかなんだかにあったデッドストックのカバードのものに替えている。カバードにすると、ノイズには強くなるが高域はやや減る。とのこと。僕は、ギターはなるべくありのままを受け入れるべき、というこだわりをもった人間（こっち派の人はけっこう多いんじゃないですかね？）なので（そのかわり、手で行える調整はけっこう頑張ります！）、ピックアップを故障とルックス以外の理由で交換したことがなく、
ピックアップでけっこう変わったりするんやなー、なんて思いました。まあ、カスタマイズを楽しむ人からするとあたりまえすぎる事実だとは思いますけど。。。
ただ、この時点でその美しいルックスに完全にやられていました。白にゴールドという古くバブリーな色合いにもやられましたし、主張しすぎないパール具合は、ホワイトとは一線を画す美しさ！それがハードケースとの相乗効果でさらに美しく見えましたね。
音はどうにかなるやろう。。。と思えてきました。音が丸すぎるんですが、自分ちではどうなるかわからないですし、結局『演奏は両手次第派』なんですよ。手持ちのアンプとペダルに対する慣れや知識を掛け合わせ最大限に音作りしたあと、両手でどれだけやりたい方向にに寄せられるか。。。という。その結果、Aのギターでは激歪を選択してもBのギターに持ち替えたらクリーンが合ったり。。。じゃないですかね？わかんないけど！
まあ、これを思い始めたら、けっこう欲しくなってますよね。候補から落とす理由じゃなく、マイナス点を軽減する方で考え始めてますからね。。。
店員さんの『対応』は良かったのですが、話の内容は微妙だったかなー？PEが好きでたくさんオーダーし、けっこうな数を売ってきたらしいんですけど。。。
とりあえず、大阪で色々急いで見て、家に帰って数日考えに考え、今手元にあります。
まあ、他の候補は試奏する時間もなかったというのもあるし、多分自分の中で決まってたんでしょうね。試奏は正直大きな要素ではなく、正直外見でしかギターを見ていなかったりしますし。
最近、フェンギブが多少ありきたりに見えてきていた、というのもありますしなかなかいい出会いでした。