今年も3月11日がやってきました。
私はあの日の2:46には、浜松町にあるビルの1Fのオフィスにいました。
荒れた海の上の大型客船等の中にいるかのような長く大きな揺れでした。
外に出た人達と、大きな振れ幅で揺れる続ける電線を茫然と見つめていました。
「ただならぬことが起こったのだ」と感じつつも
「これは映画のロケじゃないの!?
悪い夢を見ているだけでしょう!?」と言いたくなるくらい
今まで体験したことがない出来事でした。
普段は30分程で帰ることができる距離を
6時間ほどかけてなんとか帰宅することができました。
電話はしばらく通じなかったけれど、携帯メールで連絡取れることがわかり
各地の友人達とやりとりできたのは心強いことでしたが
札幌の家族と連絡はしばらく取れませんでした。
ここ数日フェイスブックの友達記念日7周年がよくあがってきます。
しかも親しい人達とのものが多いのです。
2011年にFBを始めていたのは「本能」だったのだろうと改めて思います。
それから、色んなことがありました。
そして
311があったからこそ関わった人達がいました。
311があったからこそ離れた人達がいました。
2011年に入ってからのは新たな動きがあって
発展を思い描いていたことのいくつかが「停まりました」
見えない世界に関わる仕事をする「資格はあるのか!?」
という問いと、
「いまだからこそ才能をもっと生かすべきだ」
という思いが、その後数年拮抗することになったのです。
PTSDも思った以上に長かったのだと気が付くのは
かなりあとになってからでした。
そうして年月を経て私は「だからこそ」
自立やグランディングに関わる仕事をしていくことにしたのです。
そして、独りよがりではなく、
前を向き次元を上げて未来をクリエイトして進む人達と
関わり共同創造していくと決めたのです。
311と、その後どんどん明るみに出ている社会の歪みは
多くの人へ「自立度」を問いかけていると思います。
それは、どこでも自由に生きていける、という
宇宙規模の自立度ではないでしょうか。
ルノルマンカードの7は蛇。
蛇は古代からの知恵や豊かさのシンボルの一つです。
神話の中の蛇はアダムとイブに「楽園の神々からの自立の知恵」を与えました。
ネガティブな意味合いでは、
ジェラシーや絡みつくもの、蛇行のような遠回り等がありますが
311から7年経った今
まとわりつくようなしがらみは断ち切って、
自立する知恵に変えていく時がきたのだと思います。
今年も間もなく2:46がやってきます。
犠牲になった多くの方達への合掌と共に
自立する豊かな未来を祈ります。更に歩きだすために。