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蜂蜜は、古くからアーユルヴェーダで万能薬として重宝されてきました。
温かい性質は、体内の未消化物(アーマ)を溶かし、消化の火(アグニ)を穏やかに高める作用があるからだと言われています。
これは、温かい水で油汚れを落とすように、身体の詰まりを取り除く働きをします。
しかし、この薬効は、「適切な量」と「適切なタイミング」があってこそ発揮されます。
蜂蜜には、消化に時間のかかる「重さ」という性質も同時に存在します。
アグニが弱っている状態で少しでも過剰に摂取すると、この「重さ」が負担となり、消化不良を引き起こします。
消化されなかった蜂蜜は、体内でアーマとして蓄積され、かえって身体の不調を招く「毒」となり得ます。
どんなに良いとされるものでも、その人の体質やアグニの状態に合わせて調整しなければ、逆効果になり得るという、アーユルヴェーダの核心的な概念でしょう。
veda