詩人のボードレールの詩 "異邦人" をイメージして昔描いたアクリル画。
若い頃は会社員しながら描く、エネルギーがあった。
毎年、東京都美術館で開催される
公募展に出したり
地元の芸術祭に出したり、仲間とグループ展を企画したり…
今、思えば職場のストレスであろう事は感じてない、どーでもよかった
かといって対人関係も適当に流してた。
そーね、適当に流したり妥協出来なかった事が制作の事だったから、程よいストレスはきっと絵にまつわる事だったのかも知れない。
ある時、目眩の病気がきっかけで制作も読書も諦める事にした。
しかし、ポジティブだった。ある意味描く作業や読む作業って楽しいかも知れないが神経と時間がかかる。
音楽は昔から好きだった。かぐや姫、陽水、拓郎を中学時代に聴き、高校時代はツェッペリンやパープル、プログレなんかにハマってた。
珍しい事ではない。ギターを弾ける友達もいた。自分もその一人だった。
譜面なんて読めない
「ロックに譜面は要らネーゼ…てか、読めネーゼ」 的な耳コピ、或いは勘コピ。
オジサンになって若気の至りを静かに奏でる。
カラオケや鼻歌は絵画制作とは違い道具も時間もかからない。
正に自己満足の極み。
「無ければ作る。或いは何かを代用せよ!」
と若い頃、職場で培った教えが
令和の今に活きている。
若い頃、上司に言われた言葉に
「面倒クサッ?」
を感じたが、今は確かに…と理解出来る歳になった。 物価高だが
自分は幸せなおじさんだと思う。