この記事は私の誤認・曲解で大変危険な作業をしています。
削除を考えましたが「していはいけないこと」として
反面教師になればと残し紹介することにしました。
仕事の関係で過去のデータを活かすために
MacOS9をネイティブに起動できるマシンが必要になりました。
スペースの関係もあってMacBookAir 11を購入したので
今は使っていないPowerBookG3/400(Pismo)を使うことに。
このPismoはCPUをG4/400MHzに交換してあるので
今でも使用には十分のはずです。
長いこと起動もしていないのでバッテリーも飛んでいるだろうし
ACアダプタを繋いで電源スイッチをポチッとな・・・・
うんともすんともいいません(^_^;
バッテリーを充電している様子もないので調べてみると,
どうやら内蔵電池が死んでいるようです。
こちらがPowerBookから取り出した内蔵電池です。
参考までに寿命は5年くらいらしいです。
ならばと内蔵電池を購入すべく検索すると
古い機種と言うこともあり予想以上の高額ぶり・・・。
最悪,内蔵電池が原因ではない可能性もありますし,
思った程使わないかもしれません。
そうするとせっかく購入しても意味がありません。
そうなるといつものあれです。
「無い物は作ればいい」です(笑)
内蔵電池に使われてる電池はすぐにわかりました。
「VL-2330」と言う電池を4つ使うようです。
安めのショップを探して早速手配しました。
これを4つですね。
内蔵電池の外皮をカットして中身を取り出します。
中身がこちら。
一見,複雑に配線されいるように見えます(^_^;
どうやら1つ3Vの電池を2つ並列に接続し,
それを直列に繋いで6Vの電池としているようです。
購入したVL-2330には金具が付いているので
それを活かして配線することにします。
クランク状の金具を伸ばして
一部をコードに繋ぐための接点用にカットしました。
ここで注意です。
リチウム電池は熱に弱く
電池部に直接半田付けするとコテの熱でリチウムが溶融し
電池の劣化・発熱・最悪破裂による火災などの被害がでる恐れがあります。
私は付いている金具に低温半田で慎重に作業しましたが,
金具を介してコードによる接続をお勧めします。
いずれにせよ,同様の作業をされる際には自己責任にてお願いいたします。
当方では一切の責任を取りかねます。
ではなぜ行程を紹介したかと申しますと,
私自身が「リチウム電池は熱に弱い」というのを
誤認・曲解をしていまして
「半田付けの時に熱に注意すれば大丈夫」と勘違いしていました。
ですので,いくら金具を浮かすなど慎重に作業したとはいえ
これから紹介する作業は
間違いと言うことになりますので
危険です。絶対に真似しないで下さい。
出典:http://industrial.panasonic.com/www-data/pdf/AAA4000/AAA4000PJ6.pdf
これからの作業の画像は反面教師として
やってはいけない事としてのご紹介になります。
これらを半田付けして繋いでいきますが,
なるべく薄くなるように気を付けて半田付けします。
※電池への直接の半田付けは大変危険です。真似しないで下さい。
右の跳ねてる金具は上下の電池繋ぐために使います。
※電池への直接の半田付けは大変危険です。真似しないで下さい。
こんな感じです(^_^;
これを重ねて電池部分は完成です。
※電池への直接の半田付けは大変危険です。真似しないで下さい。
コネクタはそのまま使いたいので
純正の内蔵電池から流用しました。
※電池への直接の半田付けは大変危険です。真似しないで下さい。
これで一応完成です。
※電池への直接の半田付けは大変危険です。真似しないで下さい。
ここで絶縁用のチューブを通しおくのを
忘れていたことに気がつきました。
しょうがないので手元になったマスキングテープで代用(^_^;
※電池への直接の半田付けは大変危険です。真似しないで下さい。
純正品の外皮を被せて完成です。
今更ですが内蔵電池はキーボードを外し,
さらに光学ドライブの下にあります。
元の場所に戻しますが,半田の分だけ厚くなったので
少々きつくなりましたが無事に入りました。
光学ドライブも問題無く入りました。
この状態ではまだバッテリーへの充電もできていないので
当然PowerBookは起動しません(^_^;
ACアダプタを繋いで1時間ほどで
バッテリーへの充電中を示すインジケーターの点灯を確認。
そのまま丸一日放置してバッテリーの充電をしました。
翌日,無事に起動を確認しました。
改めて使ってみると15インチの液晶画面は実用にも十分です。
今となってはMacBookAir 11があるので
2.6kgもあるこれをとても持ち歩く気にはなりませんが
往年の愛機が復活したのは嬉しいものですね(^_^)
後書き:
私は作業をしてしまった後にご指摘を受けて
改めて調べて危険な事であると確認しましたが,
危険な行為とわかっているのなら注意するからといっても
わざわざ危険な事をする必要はありません。
参考にして安全な作業をしてください。