2012年5月21日・金環日食の日でした。
日本での金環日食は25年前の沖縄地方にありましたが,
ここまで日本各地で金環日食が観れるのは
実に932年ぶりなのだとか。
この手のイベントが大好きなので
かなり前から内心ワクワクしながら待っていたのですが,
数日前からの天気予報は曇り。観測グラス(安物)まで買ったのに・・・
それでも時間が迫るごとに雲の隙間から観れるかもしれないとの情報が
お天気お姉さんから発せられるようになりました。
実のところカメラ用の太陽観測用のNDフィルターは高額だったこともあり
撮影までは考えていませんでした。他には使わないですからね(^_^;
でも,ハタと自作すればいいんじゃないか?と気がつきました。
2日前に・・・(^_^;
かなり昔に調べたことがあるので太陽観測用の
アストロソーラーフィルターというのがあるのは知っていましたが
A4サイズで高額だった記憶もあり今回は観測グラスしか考えてませんでした。
今にして思えば,このフィルターを買って
観測グラスとカメラ用フィルタを作ってしまえばよかったんですよね(^_^;
慌ててネットや自分の知っているショップ関係に在庫を確認したところ
A4サイズはどこも品切れ。二日前ですからしかたないです。
しかし1件だけ50×100cmの撮影用(どんな撮影?)なら在庫があるところがありました。
ただし7500円です。
さすがにこれは一人では買えませんので,SNS関係でシェアできる人を募りましたが,
やはり時間がないからでしょうかダメでした。
まあ,これは仕方ないです。考えてなかった自分が一番悪いです(^_^;
カメラでの撮影は諦めて当日を迎えました。
日食は午前6時20分くらいから始まり
金環となるピークは午前7時32分くらいから数分間です。
やはり観るからには欠ける前から観たいと
6時15分くらいに外に出てみると空一面の雲です。
しかも,雨まで降り出してきました(T_T)
さすがにガックリきました。
自宅に戻ってテレビを観ていると,なんと都心の方では晴れ間が出ている。
これは・・・観れるか?と慌てて外に出ると
雨は上がり雨雲は無くなっていましたが,雲自体はまだまだ空を覆っています。
それでもしばらく粘っていると雲の切れ目から欠けた太陽が出てきました。
観測用グラスをiPhoneのカメラに当てて撮った物が下の画像です。
さすがに辛いですね(^_^;
そのうちに雲越しに見え隠れする様になったので
「これはフィルター無くても撮れるかな?」と
慌ててカメラを取りに戻りチャンスを待ちながらの撮影をしました。
今回のベストショットのノートリサイズダウンです。
以下の画像はトリミングをしてあります。
うまい具合に雲がフィルターの役目をしてくれていたのですが,
肝心の金環食のピークの時間になると雲が厚くなってしまいました。
雲の切れ目から太陽が覗いた時にはすでに金環状態は過ぎていました(T_T)
ここでまた雲の中に・・・
この後は大きな雲の中に入ってしまい観測を断念しました。
使用したレンズはMRON AF18-270mm F3.5-6.3 DiII VC LD Aspherical IF MACROの
手持ちでレンズの手ぶれ補正機能頼みの撮影でした(^_^;
次に都心部で金環日食を観ることができるのは300年後だそうですが,
18年後に北海道で金環日食は観測出来るそうです(^_^)