sittingfool 日本語の練習だ! -4ページ目

sittingfool 日本語の練習だ!

アメリカから来たオヤジのメチャクチャの日本語

テーブルの上にあの手紙が置いてあった。生きているかのように俺の方をジロジロ見ている感じだった。開かなくちゃいけないことは分かっていたけど、どうしても開く気分はなかった。冷蔵庫の鼻歌みたいな音がキッチンの重い空気を透過していた。耳をつんざくかのような沈黙だった。

コーヒーを作るため、立ち上がった。コーヒーを作るより、心の空間を感じないように何かやらないと。体を動かすと多分あの手紙の事を忘れちゃうと思っていた。まぁ、出来れば、違う事を考えるといいと思った。本当に生きている感じだった。水をポットに入れている間にも何かが欲しい子供のように後ろにあの手紙が待っているみたいだった。「手が濡れている。」と気がついて目をポットに向けたら水があふれていた。

「集中。」瞑想の状態で作らないと作れない。コーヒーフィルターを。コーヒー豆の入れ物をゆっくり開けるとコーヒーの匂いは鼻の方へ漂って来た。鼻をくすぐった。くしゃみが出ちゃいそう。その刺激で彼女の事を思い出した。「女性の性的絶頂感はくしゃみみたい。集中しないと出て来ない」彼女が言った。久々にちょっと笑顔が出て来た。彼女の事を考えるとあの手紙を思い出す。

また笑っちゃった。最後の散策に別れないといけないと言われた時はかなりびっくりだった。その時ガンと言ってくれなかった。最初からガンの話をすればいいと思うが。ガンで振られるのは辛いと思ったけど、今の辛さと比べたら。。。コーヒーが出来上がったら彼女の最後の言葉を読もう。