先週の5/9はCTの画像診断日だった。
レントゲンも撮って現在の病状説明を主治医から聞いた。
読影医の所見は来週を待たねばならないが、主治医が診たところ他臓器転移は見られず、抗がん剤はしっかり効いている、ということらしい。
画像を見ながら説明を聞いたが、最大腫瘍は顕著に縮小しているが、次に大きなものは横ばい状態のように見えた。
その他小さいものはすでに見えない。
ちらっと妻の顔に目をやったが、そこには少し残念そうな表情があった。
副作用の大きさに耐えている身とすれば、もっと効いてくれてもいいのに、という思いがあっただろう。
正直なところ私も少なからず残念だった。
ただ、薬が全く効かないという状況にあった昨年末を考えると、効果のある薬が見つかり、治療が続けられているという現状は、ありがたいものであることは間違いない。
このまま長く安定的に治療が続けられることを祈っている。
さて、前回も副作用について書いた。
抗がん剤の副作用はいくつもあるが、最近の悩みは浮腫みと味覚障害である。
浮腫みは右腕にだけ発現するという不思議な状態で、寝る時に腕を高くして眠ると良いということで、腕まくら(?)的なクッションを買ってきて、右腕を高くして眠っている。
そうした身体の支障についてはある程度対策が取れるが、問題は味覚障害である。
こればっかりは対策の取りようがない。
食いしん坊の妻にとっては何を食べても美味しくない、という状態はストレスが溜まる一方だろうと思う。
さらにいうと、食べられなくなって体力が落ちていく事態が何よりも怖い。
病気と闘うためには体力が必要で、体力を維持するためにはしっかり食べることが欠かせないからだ。
わたしは父親を膵臓癌で亡くしているが、糖尿病の持病があって、体重を落とすために食事制限を課せられていた。
父親は健啖家だったので、食べたいものが食べられないというのはとても辛かったことと思う。
医師が痩せろ、痩せろというので母親も鬼になって食事制限をしたらしいが、久しぶりに会った父親は激やせしていて、その後に罹患した膵臓がんと闘う体力はあまり残ってはいなかったのではないかと思っている。
そういった経験があるので、ご飯が食べられないという状況をなんとか改善したい。
美味しく食べられるものは無いものか。。
みなさん、よろしければ情報提供をお願いします。