「生霊が憑いてるんじゃない?」
そうおっしゃったのは、僕の気功の先生。
これは、僕が先生に次のような相談をしたときのこと。
左腕を上げようとすると引っ張られるような痛みを感じるクライアントさんがいらっしゃいます。
できる限りのヒーリングをして多少痛みは和らげることはできたものの、引っ張られるような痛みを消すことはできませんでした。
この痛みを解消するためのアドバイスを頂けないでしょうか?
生霊というものがいます。
蟲と同じく私たちに機能不全をもたらす情報空間上の生命の一種です。
腕や脚を引っ張ったり、纏わりついてきたりします。
引っ張られるような痛みがあるということは、腕にそれなりに質量があるものがいる...。
そう考えるとしっくりくるでしょう?
そういうわけで、先生はクライアントさんの腕に「生霊が憑いているのでは?」と言われたわけです。
にわかには信じがたいと思うでしょうが、蟲の感触が分かるようになってきた僕からすれば生霊の存在もすんなりと受け入れられてしまいます。
こればかりは体験してみなければ、分からないものです。
さて、先生から生霊の存在や感覚について教わったあと、生霊を祓うための気功技術「生霊」を伝授していただきました。
(お花見に行ってきました‼️ 祓いのポーズ?)
そして、その日のうちに先のクライアントさんに試すことに。
まず、クライアントさんの左腕が生霊に引っ張られていると想定して、そこに手をかざしながら気功技術「生霊」を発火させます。
そうすると、なんとなく生霊の手があるような感覚があるところが見つかります。
そうしたら、そこに本当に生霊の手があると思いながら、その手をぐっと掴んで天界へ還します。
それを何度か繰り返したあと、クライアントさんに左腕を上げていただきました。
しかし、まだ引っ張られるような痛みはあるとのこと。
そこで、クライアントさんに右腕も上げていただきました。
すると、右腕も同じく引っ張られるような痛みを感じるとのこと。
ここで状況を俯瞰します。
右腕も左腕も引っ張られるような痛みを感じる...。
もちろん左右それぞれに生霊がいる可能性はある。
しかし、もう一つの可能性として、背中に生霊がいる...なんてこともあるのではないか?
ちょっと想像してみましょう。
自分の背中に誰かがしがみついていたら、腕を上げることができるでしょうか?ちょっと難しいですよね。
そのとき、腕が下に引っ張られているような感覚もあるでしょう?
ということは、背中に生霊がいても不思議ではないわけです。
そうやって分析したあと、クライアントさんの背中に手をかざすと、そこに見えたんです。
子泣きじじいみたいな、子供みたいなものが。
首から先があったかは曖昧で分かりませんでした
(より正確な表現をするならば、「そこにいるのが、しっくりした」でしょうか。もちろん共感覚の一種です。)
(実際は、これよりずっと可愛げがあったと思う。)
この子供の霊も生霊の一種だろう。
そう思って生霊の手を外す感覚で背中から引き剥がそうとすると...なんと抵抗されます
直感的に「無理やり引き剥がすのはよくなさそうだ」と判断。
そのときふと、とある記憶が呼び起こされます。
僕の甥っ子が小さいころ、親の背中に泣きついて離れなかったことがありました。
そのとき僕が甥っ子の頭や背中をそっと撫で続けていると、安心したのか眠りに落ちて親の背中から引き離すことができたのです。
「この子供の霊にも、そのときと同じことをすれば良いのでは?」と思い、子供の霊の背中をそっと撫でながら気を流してみました。
しばらくすると、子供の霊は散り散りに消えていきました。
そのとき、ふっと場が優しい感じに包まれ、「うまくいったのでは?」と直感的に思いました。
果たして、クライアントさんにもう一度腕を上げてもらうと...左右ともに痛みが消えていました‼︎
ずっと痛みが解消できずに悩まれていただけに、クライアントさんはたいへん喜ばれていました
あまりにもファンタジーの世界のように感じますよね?
でも、これがヒーラーの世界です。
(...と最近分かるようになってきました。蟲師や呪術廻戦の世界はファンタジーではなくリアルだった、という。コペルニクス的転回。)
いまや裏が表となる時代。
これから先の時代に備えて、生きていきましょう‼️