前回のブログ記事にて、イタリアのシチリア地方のゴッドファーザーのロケ地を紹介させて頂いたのですが、今回はそのアメリカのニューヨーク編🗽
映画のPARTⅠではニューヨークの街が物語において、主な主要の舞台でした。
シチリアの牧歌的で平和的な雰囲気とは違い、1940年代のニューヨークは殺伐とし、暴虐と暗略が渦巻いていた非常に混沌とした場所だったそうです。
マンハッタンに位置する1930年代に創業されたホテル「ホテルエディソン」
https://www.booking.com/hotel/us/edison-triumph-group.ja.html
映画では、ソロッツォとの会談場所に現われたコルレオーネ一家の殺し屋ルカ・ブラージが陰謀にはめられて消されてしまうシーンで使われていました。
劇中は暗いシーンなためか、建物自体暗くこもった形で演出されていますが、実際は夜も眩しい程、キラキラ輝いているそうです。
3分程のシーンでしか使われていませんが、物語の中でストーリーが進む上のきっかけみたいなシーンではあったので、自分の中ではかなり印象深かったです。
ホテルのロビーと外装にはアールデコ様式の特徴的なデザインが施されており、クラシック&シグネチャースタイルのインテリア様式のお部屋となっております😁
毎年のトニー賞の受賞会場として有名なラジオシティ・ミュージックホール
https://4travel.jp/os_shisetsu/10008099
映画では、マフィア一家の中でも異色の存在、マイケル(アル・パチーノ)が恋人のケイ(ダイアン・キートン)とクリスマスデートを楽しんだシーンで使われました。
劇中のこの建物が使われたシーンでは、マイケルとケイが幸せな雰囲気を感じさせていますが、それがこの後の血みどろなマフィアの抗争に発展していく上で対照的な形で描かれています。
著名なデザイナーである、ドナルド・デスキーによりガラス、アルミニウム、クロムなどいくつかの装飾が取り込まれ、非常に特徴的な劇場内装となっております😀
ニューヨークの野戦病院と称されるベルビュー病院
https://www.expedia.co.jp/Bellevue-Hospital-Center-Manhattan.d553248635997949992.Place-To-Visit
映画では、マイケルが父親ドン(マーロン・ブランド)の収容されている病院を訪ねた際、マクラスキー警部(スターリング・ヘイデン)に殴られるシーンで使われました。
マイケルが父親を守る描写で使われておりまして、この行為からマイケル自身、実は機転の効く人間だと周囲に認めさせた形になります。
それが後のマイケルがマフィアのドンになる上で非常に重要な布石となるシーンでもあるのです。
荘厳な外観を持つこの病院のイメージとは裏腹に実際に利用される患者さんとしてはニューヨークの麻薬中毒者、寒さを避ける目的で入院するために手術を受けたがるホームレスなど、比較的、貧しい人や社会的に何か課題のある方々が多く入居する医療施設だそうです。
前回の紹介したシチリアのロケ地とはまた違った雰囲気を持つニューヨークのロケ地巡りはいかがでしたでしょうか。
今回紹介した場所は映画において、暗殺が繰り広げられた非常に血みどろな舞台として描かれていました!!!
僕もこの映画を見て、ニューヨークはなんて怖い場所なんだと思いました😅
ただ、ゴッドファーザーシリーズの魅力はイタリア系マフィアファミリーの権力争いや家族の絆、個人の道徳的な葛藤など、本当に人としての生き方をすごく感じさせてくれる点にあります。
この映画を見て、このロケ地を巡るとまた違った感触を得るのではないでしょうか。
どれも映画のロケ地関係なく普通にマンハッタンの観光名所であるので、ニューヨークを訪れる機会があったら覗いてみてはいかがでしょうか。