時間があるから生きとるんや...


昔、ある方が呟いた言葉ですが、しばらくわからずのまま

こんなに時間が経ってしまいました。


今、ようやくわかりつつある気がします。

いや、実感できつつあるような。


雨に打たれながら嬉々とする植物を目にし

ちょこっと気がつきました。


自然界には、言葉のような時に過ぎる情報は全くなく

あるのは姿だけなんですね。

それが一番物語っているんだなあと。


万物は存在するだけで全てを物語っているんですね。

過分な装飾が一切ない。

極めてシンプルに、極めて直接的に訴求してくる何かが

確かにあります。


皆さんも、雨風に揺れる雑草を目にしてみてください。

風があるから柔軟で、雨があるから水を吸い上げる生き方

を実践しています。

ひとつの雑草が、全てを受身で捉えながら、幾度も生死を

繰り返しながら洗練された生をまっとうしています。


私たちは、あの雑草ひとつの圧倒的な自然体に近づいている

のでしょうか。


これは、僕自身の人生における大切な宿題でもあります。