人は、人生の旅を続けながら

幾つもの扉を前にする

開いた扉を見て

ひと気がないと思えば絶望を感じ

人がいると思えば希望を感じる

実際がどうなのかは問題ではなく

自分自身がどう思うかが問われる


少なくとも

きっといるんだと思えば

微笑みながら待つことができる


その姿を横目に見る人も

なんとなく嬉しい気分になる


実際にどうかと強欲になる必要はない

何かいいことが、きっとあるさ



羽龍 章