バタバタと | 私的批評

私的批評

日々読んだ本、観た映画などについて極私的に批評しています。
その他気になることをつらつらと書き綴っています。

しております。

久々のブログ更新になってしまいました。
もう遠い過去のようなSW。
そして先週末の3連休。

仕事に私事にとなにかとバタバタしてます。

ご存じの方もいるかも知れませんが、今は忙しい人に便利な、こんな代行サービスがあるようです。

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『代行』の名のもとには様々な業務が存在します。
代行という言葉がそのまま通じてしまうタクシー会社の運転代行や、エアコンの取り付け・引越作業、その他家事代行とそのサービスは多岐に渡ります。

そんな中、最近ユニークな代行サービスが注目を集めています。

合コンでウケの良い服、通勤用のスーツ、高級レストランに着ていくドレス・・・。
さまざまなシチュエーションに合わせた服装を選んで手元に届けてくれる、ルックアップ社の「ファッションコーディネート買い物代行」サービスが話題を呼んでいるらしいです。
ユーザーは服装に気を使う時間がない働き盛りの20~30代や、今話題の"婚活中"男性が中心だそうです。

このサービスの特徴は全てインターネット上のみで手続きが済んでしまうということです。
流れは、予算・コーディネートプラン(すべてお任せ・手持ちの服に合わせる・1点購入など)・着用するシチュエーション・コーディネーターを選択し、早ければ3日で商品が届くそうです。

ここで肝心な料金ですが、例えば2万円の全てお任せコースで依頼した場合、その内訳は商品代金(アウター・インナー・ボトムスの3点)が13,500円で残りの6,500円が代行料となります。

あくまで僕の主観ですが、このビジネスモデルには限界があるように思います。
支払料金の約30%が代行料、これは上記の2万円コースの例でいうと、1アイテムの料金以上の代金になりますよね。
もちろんこのサービスを利用しているユーザーは時間に対する価値観、また普段とは違う自分の視点とは異なるコーディネートを楽しむ等その理由は様々だと思いますが、オークションを含めネット通販が展開されている現在では、さらに一歩踏み込んだサービスが必要になってくる気がします。

『衣・食・住』という言葉があるように、この「衣」の分野もライフスタイルの中で重要な役割を占めるわけですしね。

それを、その道のプロとはいえ、見ず知らずの人にインターネットのみでコーディネートしてもらうというのは余程の高い質でのサービスを継続的に行わなければならないのでは・・・と感じるわけです。

そこでふと思ったのが、今後は"ユーザー専属スタイリスト"サービスみたいなのが必要になってくるのではないでしょうか。
そのサービスを行う上で、まず必要なのがユーザーとの面談です。
コンサルティングと言っても過言ではないと思います。
コーディネーターがユーザーに会うことで、より趣味やサイズを意識したもの、すなわちその人のバランスを考慮した商品選びをすることが目的です。
希望であれば、自宅訪問も行います。
これによりユーザーのワードローブ、生活スタイルをチェックし、より着回しの利くサービスが実現できます。
いくら時間がないユーザーといえども、この一度の面談が質の高いサービスを提供してもらうきっかけになりますよね。

個人的には、現状のサービスはあくまで「流行」・「定番」をお届けするに過ぎない気がするんです。
ユーザーとは違った視点の商品選びも、そのユーザーを理解した上で行うことでサービスの質は向上すると思います。

とくに富裕層向けとしてはおもしろい所に目をつけてるなぁと思いますが、最終的に安心できる質の高いサービスを提供するのは"人"と"人"の関わりなんだろうなと改めて感じさせられたビジネスの一例でした。


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