こんにちは。

今日はぐりぐり店休日です。


先日SNSでご紹介したぐりマスターオリジナルブランド【cappe】


そのcappeの新作【干支紋悶】について本日は少しご説明させていただければと思います。


今回はぐりぐりの事ではないので恐縮ですが興味のある方は読み進めていただければ幸いです。


干支もんもんの歴史は意外と長く、最初にマスターが思いついたのは6〜7年前だったと思います。


それからラフ画を経て少しずつ描き進め

現在に至ります。


そもそも【干支もんもん】ってなんなの?


となりますよね。


意外と理論的なマスターの性格ですから、そこには彼なりの意味がございます。

紐解いていきますね。


【干支】はそのまま十二支のこと。

【もんもん】入れ墨の意


後にもんもんはマスターにより【紋悶】と表記されていきます。


ここで作品を見てみましょう




干支の動物にもんもん(入れ墨)が入っているのがわかっていただけるでしょうか?

申には寅のもんもん
戌には辰のもんもん

組み合わせもむやみに決めたものではございません。
この法則にも実は古(いにしえ)から伝わる縁起物としての言い伝えがございます。

知っている人もいるかも知れませんが私は若い頃、花街に席を置いておりました。


その頃にたくさんの縁起物、言い伝えをお姐さんや、お客様に教えていただきました。


その中に【向かい干支】というものがございます。




十二支をこのような円形にしますと、向かい合う干支がございます。

私は申年です。向かい合う干支は寅。

なので私の向かい干支は【寅】となります。
このように向かい合う干支の動物はその人にとって縁起が良いもの、相性が良いとされています。

なので芸妓は神社などで干支のものを買う場合、自分の干支もさることながら、向かい干支の物を買うことが多く見られました。

私は当時、少し怖いなと思っていたお姐さんがいました。
同じ流れの姉妹分で
そのお姐さんがおっしゃることは正論でありながら、ですが言うタイミングが少しズレているという印象でした。

ある日そのお姐さんが唐突に
「おうちはうちん事ば何とは無しに好いとろ?」
とおっしゃいました。

標準語で言うと「貴女は私のことを何となく好きでしょう?」と。
続けて
「うったち(私達)、向かい干支やもんねー!」
とおっしゃいました。

それまではどちらかというと苦手だったお姐さんだったのですが、これを機になんとキュートな方なんだろうと大好きになりました。

向かい干支は相性が良い。

未だに私はそのくせが直らず、キーホルダーには自分の干支の申と寅を付けています。



という事で、この話をマスターに大昔していたのを彼も覚えていたのでしょう。

ランダムな動物にランダムなデザインの入れ墨を入れるのではなく、干支の動物に向かい干支のもんもんを描くという【干支紋悶】が誕生したのです。

Tシャツの正面には



この様なデザインが施されています。

現在、完成されておりますのは
申寅
未丑
戌辰
この3種類です。

十二支すべては出来上がってはおりませんが、今も次の干支のものを地道に描いております。

これを踏まえて【干支紋悶】のデザインを見ていただければと思います。


下記のサイトsuzuriさんへ
デザインだけでも見に行っていただければ幸いです。


マスターが数年温め続けたデザインです。


これを着てる人をこの夏どこかで見かけてみたいなと柄にもなく夫婦でワクワクしております。


https://suzuri.jp/cappe#suzuri


宜しくお願い致します。


今回はcappe広報のブログでございました。

ぐりぐりグッズもcappeコラボで作ってもらう事もあるのでそのお礼も兼ねて、こちらのブログで書かせてもらいました。


失礼いたしました。



ご質問等ございましたら、遠慮なくご連絡くださいませ。



ではまた。