敬語はなくてもいいのではいのか。ふと疑問に思った。
自分が他人と距離を感じるときは敬語を使うときだ。敬語があると壁を感じ、無意識に気を遣ってしまう。自分がもともとそういう人間だからという理由もあるのだろうが。でもなぜだか緊張し、腕や足が自分のものではないもののように感じてしまう。
距離を近づけたいときはあえて敬語を外すくらいだ。
敬語がないことによって人は平等になるのではないか。他人との壁が薄くなり、一人一の距離が少し近くなるのではないか。
でもそうなることによって、年上の方に対する尊敬も消えてしまうのだろうか。実に興味深い、気になって仕方がない。
尊敬が薄れていくことによって、この統率された世界は崩壊してしまうのだろう。そう考えると敬語はあったほうがいいのだろうか。人間が求めるから敬語ができたのには間違いない。人間が求めたからこそできた文化だ。
でもそれを求めたのは尊敬する側なのか、それとも尊敬される側なのか。それとも両者なのか。
そんな事を考えながら、今日も終わっていく。風のように過ぎ去る1日が。こんなことを積み重ねて死んでいくのだろう。
結局答えは出ず、明日には何も気にせず生きている。
日々とはこうゆうものなのだろう。
明日も生きよう。一瞬を大切にして。
その一瞬の価値など気にも止めず。
とりあえず答えは、敬語はあったほうがいいにしよう。
理由は、まだない。